倒産件数1037件
2026-08-12 10:29:34

2026年7月、全国企業倒産件数が1037件に達しリーマン後の高水準に

2026年7月の企業倒産事情



2026年7月に発表された株式会社帝国データバンクの集計によれば、日本全国の企業倒産件数は1037件で、前年同月と比べて8.5%の増加を果たし、リーマン・ショック以降での高水準に達しました。今号の記事では、企業倒産の背景や影響、今後の展望について詳しく考察します。

倒産件数の増加傾向



倒産件数が1037件となったことには驚きが隠せません。前年同月の956件から81件の増加となり、2カ月連続して1000件を越えました。この水準は、リーマン・ショックの影響が残る2009年の冬場以来、約17年ぶりのことです。今年の最多数を記録した7月の負債総額は2341億1800万円となり、前年同月比で40.6%増という結果になりました。特に㈱全東信が破産し、負債額1151億6400万円を抱えている事例は注目を集めています。

業種別の状況



倒産件数を業種別に見ると、主要な7業種のうち5業種で前年を上回る結果となりました。特に『小売業』は前年同月から大幅に増加し、234件に達したことから、これが2000年以降で最多となりました。飲食関連の業種が影響した形で、『卸売業』『建設業』もそれぞれ増加傾向を見せています。具体的には、飲食料品小売業や飲食店関連が多く倒産しており、市場が厳しいことを物語っています。

地域別で見る倒産件数



地理的に見ると、今年の7月、九州地域は116件と過去20年で2番目に多い倒産件数を記録しました。特に福岡と鹿児島での倒産が目立っており、東北地区でも前年比57.5%の増加が見受けられます。全体の47都道府県中27都道府県が前年を上回る結果となりました。

負債の内訳



負債の規模別で見ると、5000万円未満の倒産が655件と増加を続けており、こうした小規模な企業の倒産が目立っています。また、清算型の倒産は1003件で、2011年以来15年ぶりに1000件を超えました。特に『破産』が951件を占めています。

背景にある要因



さらに深刻なのは、『物価高倒産』や『後継者難倒産』の増加です。物価の上昇により多くの企業が経済的な困難に直面しており、121件に達した過去最多の物価高倒産が示すように、今後も続く可能性が高いです。また、企業の景気が悪化する中、新型コロナウイルスによる影響も未だに災いし、『ゼロゼロ融資後倒産』も63件発生しました。

中小企業の受難



国内の大手企業はAIや半導体関連需要が高まっていますが、中小企業にはその恩恵が及ばず、規模間格差が拡大しています。このような状況下、企業倒産が年の後半も高止まりする可能性があることが指摘されています。

今後の展望



今後の経済情勢においても、依然として不安要因が残っており、特に中東情勢の悪化や物価高の影響が懸念されています。企業の信頼性が問われている現状は、ますます厳しいビジネス環境を示唆しています。最終的な見通しとして、企業倒産件数の増加が続く見込みであり、特に中小企業への影響が大きくなることが懸念されています。


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