ダイテックが「Trusstor」を日本に導入
株式会社ダイテックは、イスラエル発の次世代建設IoTプラットフォーム「Trusstor」の国内販売を開始しました。この取り組みは、日本の建設業界の安全性と生産性を向上させることを目指しています。ダイテックは豊富な顧客基盤と開発力を生かし、Trusstorの導入を進めることで業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速します。
「Trusstor」とは
「Trusstor」は、軽量なスマートバッジやバッテリー駆動ビーコンを使用した、ユーザーフレンドリーなIoTプラットフォームです。このシステムは、建設現場でのリアルタイムの安全管理と作業進捗の把握を可能にし、その過程で蓄積されたデータをクラウドで分析します。このデータをもとに、経営層は迅速かつ的確な判断を行うことができます。
既にニューヨークやドバイの先進的な建設プロジェクトで採用されており、事故対応の迅速化や業務効率化において大きな成果を上げています。
日本市場における展開
ダイテックは、Trusstorの導入にあたり、日本の建設市場特有のニーズに応えるべく、様々な企業と共同で検証を行う予定です。大手ゼネコンなどとの連携を通じて、全国にサービスを普及させていく考えです。この取り組みにより、日本の建設業界に新たな価値を提供し、合わせて業界全体のDXを推進することが期待されます。
期待される効果
1.
安全性向上: 危険エリアへの侵入や転倒といった兆候を早期に検知し、即時アラートを発信することで初動の時間を短縮。
2.
生産性改善: 人や機材、作業の無駄を可視化し、工程におけるボトルネックを解消。
3.
コストの最適化: 勤怠や所在、稼働の情報を自動記録し、管理の負担を軽減。
4.
ガバナンスの強化: データの蓄積とレポーティングにより監査や報告、是正の証拠を確保。
主な機能
- - 現場状況モニタリングパネル: 人員や機材、作業を図面と指標で可視化。
- - リアルタイム連動型工程表: 計画と実作業を同期し、遅延を早期に検出。
- - 経営層向け進捗管理ツール: 複数現場のKPIを分析し、経営判断をサポート。
- - 現場課題ボード: クラウドで課題を一元管理。
Trusstorのシステム特長
- - クラウド対応: Trusstorは完全にクラウド型で、ブラウザを介して容易に管理できるため、複数現場の一元的なモニタリングが実現。
- - 簡単な導入: スマートバッジやビーコンは配線不要で、既存のオペレーションに干渉しない形でスムーズに導入可能。
- - 豊かな連携: Trusstorは主要な施工管理ツールと連携し、現場データを効率よく統合。
企業概要
株式会社ダイテック
- - 本社所在地: 東京都品川区南大井6丁目16番19号大森MHビル
- - 設立: 1969年10月
- - 事業内容: 建設業向けのIoTプラットフォームの提供、CAD・ソフトウェアの開発・販売
Trusstor Technologies Ltd.
- - 本社所在地: イスラエル、テルアビブ
- - 設立: 2019年
- - 事業内容: 建設業向けプラットフォームの開発・提供