アイザワ証券と佐賀共栄銀行の会社分割契約
アイザワ証券株式会社は2023年10月、株式会社佐賀共栄銀行との間で会社分割(簡易吸収分割)の契約を締結しました。この契約により、佐賀共栄銀行が取り扱っている公共債や投資信託に関連する顧客の証券口座に関する権利義務が、アイザワ証券に承継されることになります。
会社分割契約の目的
アイザワ証券は、創業以来100年以上の間、「より多くの人に証券投資を通じて豊かな生活を提供する」という理念のもと、事業を展開してきました。今後の100年を見据えた中期経営計画の一環として、地域金融機関との連携を強化し、資産形成ビジネスの拡大に取り組んでいます。
佐賀共栄銀行との協力体制により、両社は地域に密着したサービスを提供し、お客様のニーズに応じた商品を提供することを目指しています。これにより、地域の皆様が安心して資産形成に取り組める環境を整えていきます。
会社分割の具体的な日程
本契約の取締役会決議日や分割契約締結日は2024年9月30日を予定しており、効力の発生日は2025年3月27日を見込んでいます。なお、会社法に基づいた簡易吸収分割に該当するため、両社ともに株主総会の承認手続きを省略することになっています。
分割のスキームと影響
本分割は、佐賀共栄銀行を分割会社、アイザワ証券を承継会社とし、佐賀共栄銀行の証券口座に関連する権利義務を承継します。この結果、佐賀共栄銀行は業務の効率化を図り、アイザワ証券が持つ豊富なノウハウと商品ラインナップを活用して、地域のお客様の資産形成をサポートすることが期待されています。
また、今回の分割によって資本金に変動はなく、分割契約に関する固定負債や簿外債務の承継も行われず、アイザワ証券は安定した財務基盤のもとで、今後の事業展開を進めることが可能です。
今後の展望
本契約締結により、アイザワ証券と佐賀共栄銀行は、地域金融機関としての役割を強化し、地域の経済に一層貢献できるよう努力してまいります。また、今後、この会社分割が連結業績に与える影響は軽微であると見込まれています。地域のお客様に向けた最適な商品・サービスの提供を通じて、持続的な成長を目指しています。
これからも両社が連携し、地域の発展に寄与していく姿勢を貫いていく所存です。詳細な進捗状況については、今後随時お知らせしてまいります。