M2Mクラフト、農機用操作ライブラリを発表
株式会社M2Mクラフトは、2024年12月からISO 11783-6に準拠したVirtual Terminal(VT)用の操作画面表示ライブラリを販売開始します。本ライブラリは、農業機械の操作性を向上させるために設計されており、今後の農業の効率化を目指す重要なステップとなるでしょう。
ISO 11783-6に対応した表示ライブラリ
新たに発表された表示ライブラリは、ISO 11783-6に記載された各バージョン(ver.2からver.6)に対応し、さまざまな操作画面を利用可能にします。このライブラリは、Dart(TM)/Flutter(TM) SDKをフレームワークとして使用しており、Android(TM)、iOS(R)、Windows(R)、Linux(R)といった多様なプラットフォームで動作します。また、Webアプリケーションへの利用も視野に入れた設計になっています。
幅広い利用可能性
表示用ライブラリは、ISOBUS通信(SAE J1939)に対応していないコントローラからも、情報をグラフィカルに表示できるように設計されています。これにより、農機の操作中に必要なデータをリアルタイムで視覚化し、操作性を高めることが可能です。特に、J1939信号を表示するアプリケーションとの連携が期待されており、さまざまなケースでの利用が想定されます。
今後の展望
M2Mクラフトは、2025年にはこの表示ライブラリを用いたISOBUS UTサーバの認証取得を目指しています。さらに、Object Poolの編集ツールも発表予定で、開発者やユーザーにとってより使いやすい操作環境を提供形の一環として位置付けています。これにより、農業分野における新たな技術革新が期待されるでしょう。
会社概要
M2Mクラフトは、北海道札幌市に本社を置く企業で、2019年に設立されました。主に産業機械向けの制御通信およびIoT通信関連のソフトウェアやデバイスの設計、開発、販売を行っています。代表取締役の和田学氏が率いる同社は、今後も農業機械の進化に貢献する製品を提供していく考えです。
詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください:
M2Mクラフト公式サイト
まとめ
M2Mクラフトが新たに発表した操作ライブラリは、ISO 11783-6に準拠しており、農業機械に必要な操作性を向上させる大きな可能性を秘めています。今後の農業技術の発展に期待が寄せられます。