世界最大級の高級時計マーケットプレイスChrono24(クロノ24)が、2024年上半期のブランド、モデル、ケース素材、ダイアルカラーに関する総合ランキングを発表しました。
Chrono24は、世界中のユーザーから集めた膨大なデータに基づいてランキングを作成しています。2024年上半期のランキングでは、Seikoが世界的に人気上昇を見せていることが明らかになりました。
世界時計ブランドランキング
世界時計ブランドランキングでは、Rolex、Omega、Seikoの3ブランドがトップ3を独占しました。特に、Seikoは多くの国で上位3位までにランクインしており、フランスでは2位にランクインするなど、存在感を際立たせています。
Swatchは、2023年には4位でしたが、2024年上半期には8位に低下しました。一方、2022年ぶりにBreitlingが4位に返り咲きました。
国別時計ブランドランキング
国別時計ブランドランキングでも、Seikoは多くの国で上位にランクインしています。フランスでは2位にランクインし、アメリカ、イギリス、香港でもSeiko Prospexがランクインするなど、世界中で人気が高まっていることがわかります。
世界モデルランキング
世界モデルランキングでは、Omega Seamaster(シーマスター)とRolex Datejust(デイトジャスト)がトップ2を維持しました。2023年に4位だったOmega Speedmaster(スピードマスター)は、シェアを伸ばし再び3位にランクインしました。
国別モデルランキング
国別時計モデルランキングでは、SeamasterやDatejustなどの人気モデルが多くの国で上位を占めています。一方で、Seikoのモデルがフランスでは、Seiko 5とSeiko Prospexの2モデルがランクインした他、アメリカ、イギリス、香港でも、Seiko Prospexがランクインし、Seikoモデルが年々人気を上げていることがわかります。
日本国内モデルランキング
日本国内モデルランキングでは、Rolex Datejustが1位にランクインしました。2023年に10位だったCitizen Promaster(プロマスター)は、2024年上半期では4位に急上昇しました。グローバルではランクインしなかったモデルが日本ランキングでは4位となった点は注目です。
ケース素材ランキング
ケース素材ランキングでは、スチール素材が76.31%と圧倒的なシェアを占めました。例年同様、スチール/ゴールドが1、2位を占める一方で、2023年には4位だったチタンが順位を上げ、昨年から3位にランクインしました。
ダイヤル色ランキング
ダイヤル色ランキングでは、黒が36.1%と圧倒的な人気で1位となりました。2023年と同様にブルー、シルバー、ホワイト、グレーの順でランクインし、1位と2位は全体の半分以上を占めた黒と青でした。黒と青は圧倒的人気を誇る一方で、シェアは2022年から少しずつ減少傾向にあります。
Chrono24とは
Chrono24は、世界最大級の高級時計専門オンラインマーケットプレイスです。世界中の販売業者から出品された50万点以上の時計を取り扱っており、毎月約1000万人がサイトを訪れています。Chrono24は、購入者と販売者の双方にとって安全な取引環境を提供しています。
まとめ
2024年上半期の時計ランキングでは、Seikoが世界的に人気上昇していることが明らかになりました。特に、フランスでは2位にランクインし、存在感を際立たせています。今後もSeikoの動向に注目が集まります。
今回のChrono24が発表した2024年上半期の時計ランキングは、Seikoの躍進が目立った結果となりました。フランスで2位にランクインするなど、世界中で人気が高まっていることが明らかになり、今後のSeikoの動向がますます注目されます。
特に、Seiko Prospexが多くの国でランクインしている点は興味深いですね。近年、アウトドアブームが世界的に高まっていることを考えると、機能性とデザイン性を兼ね備えたSeiko Prospexの人気上昇は納得できます。
一方、Swatchは2023年と比べて順位を落としています。これは、近年人気が高まっているスマートウォッチの影響もあるかもしれません。Swatchは、今後スマートウォッチ市場にも参入するのか、それとも従来の腕時計市場に注力していくのか、今後の戦略に注目です。
今回のランキングから、高級時計市場では、伝統的なブランドだけでなく、新たなブランドも台頭していることがわかります。今後も、新たなトレンドや技術革新によって、高級時計市場は変化していくでしょう。Chrono24は、今後も最新情報を発信していくことで、高級時計市場の動向をいち早く把握できる貴重な情報源となるでしょう。