大学と高校が手を取り合って築く未来の学び
2023年3月3日から5日の間、神奈川県横浜市の桐蔭横浜大学において、全国から7つの大学と2つの高校の学生たちが集まり、持続可能なエネルギー社会について深く探求するセッションを開催しました。このイベントは、昨年12月にスタートした「2025年度大学間越境学習プログラム」の集大成でもあります。
学生と社会人の共創による新たな学び
このプログラムのユニークな点は、地域や学校の枠を超えて生まれる新しい学びの形です。参加する学生たちは、それぞれ異なる専門性や背景を持ったメンバーと混成チームを組み、企業や自治体の協力の下で、実社会の課題に対する解決策を考えるという挑戦に取り組みます。これは「縦」と「横」の交流を促進し、彼らの成長を促す機会となります。
縦の繋がり:多様性と対話の重要性
大学生、高校生、そして現職の社会人が一緒に学ぶことで、これまで交わることのなかった三者間の対話が生まれます。この対話を通じて、固定観念を打破し、若者の問いと実務経験を持つ大人の知恵が交錯します。これにより、学生たちは教室の外での学びの重要性を実感し、実際の社会に根ざした探究を進めることができました。
横の繋がり:地域を越えたアプローチ
プログラムに参加する学生たちは、地域や専門が異なる中で混成チームを形成し、共に学ぶことで「横の繋がり」を築きます。このプロセスは、彼らの視点を広げ、批判的思考を強化します。具体的には、各地での探究活動を通じて、集めたデータや情報を基に仮説を立て、実証し提案する流れを実施。協働する中でそれぞれの役割を理解し、合意形成を図る力も養われました。
桐蔭横浜大学の理念と取り組み
桐蔭横浜大学は、社会の持続可能な発展に向けた人材育成を目指しています。法学部、医用工学部、スポーツ科学部、現代教養学環を有し、約2,300名の学生が在籍しています。また、大学では最先端の技術である「ペロブスカイト太陽電池」の研究を進めており、持続可能な社会に向けた具体的な取組を通じて、教育の質を向上させています。
学長のコメント
桐蔭横浜大学の森朋子学長はこのプログラムについて、「高校生・大学生、社会人が立場を越えて学び合うことで、実践的な学びができる場となっています。多様な立場との対話を通じて、学生たちは正解のない課題に挑戦し、自らの力を高めています。」と強調します。このような取り組みこそが、これからの教育に求められる重要な要素であると考えられています。
まとめ
横浜市でのこのイベントは、学生たちが横の繋がりと縦の繋がりを通じて、未来の社会に貢献できる人材として育っていくための貴重な経験となりました。実社会の課題に対して積極的に向き合い、探求する姿勢は、今後の教育の新たな形を示しています。参加者たちのアイデアと情熱が、エネルギー社会の未来に新しい道を切り開くことを期待しています。