GRAPHIC CUBE展
2022-12-19 10:00:01
「GRAPHIC CUBE」展:映画ポスターが語る時代とデザイン - DNPグラフィックデザイン・アーカイブより
「GRAPHIC CUBE」展:映画ポスターが語る時代とデザイン
19世紀末に誕生した映画は、瞬く間に世界を魅了し、その広告媒体としての映画ポスターも盛んに制作されるようになりました。映画ポスターは、単なる宣伝ツールを超えて、社会や思想、時代を反映したグラフィックデザインの傑作として、今日まで多くの人々を魅了してきました。
本展では、DNPグラフィックデザイン・アーカイブが所蔵する貴重な映画ポスターの数々を展示。映画という「時間芸術」を、グラフィックデザイナーたちはどのように「空間芸術」であるポスターに表現してきたのか。時代を超えて愛される名作映画のポスターを通して、デザインの力と映画史の魅力に迫ります。
展示作品:時代を彩る映画ポスターの数々
展示されているのは、和田誠、横尾忠則、粟津潔、佐藤晃一、榎本了壱といった、日本を代表するグラフィックデザイナーたちが手がけた、個性豊かな映画ポスターの数々です。
例えば、和田誠がデザインした『怪盗ルビイ』のポスターは、鮮やかな色彩とユーモラスなイラストで、映画の世界観を見事に表現しています。横尾忠則の『新網走番外地』のポスターは、独特の色彩と構図で、映画の持つハードボイルドな雰囲気を漂わせる作品です。
映画ポスターを通して、時代を振り返る
映画ポスターは、その時代の流行や文化、社会状況を反映していると言われています。本展では、ポスターのデザインから、それぞれの時代の背景や流行を垣間見ることができます。
例えば、1950年代のポスターは、シンプルで洗練されたデザインが多く、高度経済成長期の活気に満ちた時代を反映しています。一方、1980年代のポスターは、個性的なデザインや色彩が特徴的で、バブル経済の華やかさを象徴しています。
デザインの力と映画史の魅力に迫る
本展では、映画ポスターを通して、グラフィックデザインの歴史と映画史を同時に学ぶことができます。デザインの力、映画の魅力、そして時代の流れを、ポスターという媒体を通して感じ取ることができます。
開催概要
GRAPHIC CUBE –フィルムポスター DNPグラフィックデザイン・アーカイブより
会期: 2022年11月29日(火)~2023年1月15日(日)
会場: 京都dddギャラリー(〒600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F)
開館時間: 11:00-19:00(土日祝は18:00まで)
休館日: 月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)、年末年始休館は12/30[金]~1/3[火]
入場無料
アクセス: 市バス「四条烏丸」徒歩すぐ、地下鉄烏丸線「四条駅」2 番出口、阪急京都線「烏丸駅」 23番・ 25 番出口すぐ
まとめ
「GRAPHIC CUBE」展は、映画ポスターを通して、デザインの力、映画史の魅力、そして時代の流れを感じることができる展覧会です。映画ファンはもちろん、デザインに興味がある方にもおすすめです。ぜひ足を運んでみてください。
会社情報
- 会社名
-
公益財団法人DNP文化振興財団
- 住所
- 東京都中央区銀座7-7-2DNP銀座ビル
- 電話番号
-
03-5568-8224