介護業界改革の新たな一歩
2025年9月、株式会社クーリエは介護・ヘルスケア業界向けのBtoBプラットフォーム『みんなの介護マーケット』の新たなリード獲得支援サービスをリリースしました。そして、これにシャープ株式会社の非接触ヘルスケアソリューション『i-wellebe(アイウェルビー)』が採用されたことが発表されました。この連携は、介護業界に新たな風を吹き込むものとして注目されています。
i-wellebeとは?
シャープが独自に開発した『i-wellebe』は、非接触でのヘルスケアセンシング技術を利用する革新的な製品です。専用のカメラと赤外線センサーを駆使して、出欠確認と同時に、心拍数や体温、呼吸数などの3つのバイタル値を約5秒で測定し、クラウドに自動で記録します。この技術は、特に介護施設の現場において、利用者の健康状態を効率的に把握できる大きな利点があります。
助け合う介護業界の需要
近年、介護業界では慢性的な人手不足や多忙さから、新規顧客開拓が非常に難しくなっています。特に、従来の訪問営業や電話によるアプローチでは商談の機会を得ることが困難でした。こうした状況を考慮し、クーリエは15年間の運営で蓄積した介護施設との信頼関係をもとに、確実な営業接点を確保するBtoBリード獲得支援サービスを展開しました。
クーリエの取り組み
クーリエは、オリジナルのオペレーション体制によって施設担当者との確実な接点を構築しています。そして、シャープが提供する『i-wellebe』の利用促進を通じて、介護現場において健康を効果的に管理する手助けを行っています。このシステムが普及することで、介護業界全体のデジタルシフトが進み、効率化が図られることが期待されています。
今後の見通し
クーリエは、さらにBtoB領域でのマーケティング支援を強化し、介護・医療・福祉関連メーカーの営業・販促活動をサポートしていく計画です。これにより、業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進や、社会課題の解決に寄与することを目指しています。
まとめ
『みんなの介護マーケット』とシャープの『i-wellebe』の連携は、介護業界における新たな試みです。この取り組みが、今後の介護現場の健康管理や営業支援において大きな変化をもたらすことは間違いありません。両社の連携による新サービスは、しっかりとした基盤の上に築かれており、介護・ヘルスケア業界に不可欠な存在になるでしょう。