ISCOとIAPSが提携
2018-12-21 16:55:04

沖縄ITイノベーション戦略センターと国立交通大学の包括的連携協定締結

ISCOとIAPSによる包括的連携協定締結



一般財団法人沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)と国立交通大学産業加速器センター・特許戦略センター(IAPS)は、2018年12月19日に、国際的な連携を強化するための包括的連携協定(MOU)を締結しました。この協定は、ITを活用して沖縄の産業振興を図るための重要な一歩と位置づけられています。

MOU締結式典の様子



MOUの締結式は、台湾の台北市にあるテックアリーナで行われました。式典にはISCOの中島洋理事長とIAPSの黄経堯主任が出席し、両者の代表による挨拶や来賓の祝辞が述べられました。さらに、MOUの締結に続き、台湾のスタートアップ企業が参加するピッチコンテストも行われ、国際的なビジネスマッチングの場が設けられました。

MOUの内容



この連携協定にはいくつかの重点項目が盛り込まれています。主な内容は以下の通りです:
  • - 他国や地域のアクセラレーターとの連携を促進するための相互協力の強化
  • - 双方が主催する展示会やイベントへの参加を促す支援や招待
  • - 共同イベントの企画と開催
  • - IT関連企業の交流やビジネスマッチング、アライアンス支援
  • - コワーキングスペースなど、両者が保有する資源の相互利用
  • - その他、両者が必要と認める協力活動

このような取り組みを通じて、ISCOとIAPSは、沖縄及び台湾におけるスタートアップエコシステムの構築を目指しています。

スタートアップピッチコンテストの実施



MOUの締結に際して、IAPSは台湾のスタートアップ企業を推薦し、ピッチコンテストを開催しました。そこで選ばれた上位2社は、1月25日に沖縄で行われるスタートアップフェスタに招待される予定です。選ばれた企業は以下の通りです:
  • - ISPECT(艾思博生物科技股份有限公司):AI計測の分野
  • - MIFLY(米菲多媒體股份有限公司):AR/VRの分野

これらの企業は、今後の国際展開を視野に入れた活動を展開していくと考えられます。

ISCOとIAPSの役割



ISCOは、沖縄県の経済振興を目的に設立された産業支援機関であり、地域経済の課題解決に向けた支援を通じて新たな価値の創造を目指しています。特に、ITを活用したビジネスの成長を推進する役割を果たしています。

IAPSは、国立交通大学内にあるインキュベーション部門として、台湾のスタートアップ支援に特化した機関です。シード段階の企業に対するメンタリングやマッチングのほか、国際協力を進めることで台湾のスタートアップエコシステムの発展を目指しています。これまでに500社以上のスタートアップを支援し、約3億ドルの資金調達を実現した実績があります。

このMOU締結により、沖縄と台湾のスタートアップが互いに協力し合い、国際的な市場での競争力を高めることが期待されています。この連携は、地域産業のさらなる発展につながることでしょう。

会社情報

会社名
一般財団法人沖縄ITイノベーション戦略センター
住所
沖縄県那覇市銘苅2丁目3-6那覇市IT創造館4階
電話番号
098-953-8154

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