TOYOがアンゴラでプラント建設
2025-02-12 11:23:02

TOYOがアンゴラで世界最大級の尿素プラントを受注し、食糧安全保障に寄与

TOYO、アンゴラにおける尿素プラントを受注



東洋エンジニアリング株式会社(TOYO)は、アンゴラ共和国の合弁肥料企業、Amufert S.A.から尿素ライセンスを供与するプロジェクトを受注しました。このプロジェクトでは、ザイレ州ソヨ地区に位置する世界最大級の日産4,000トンの尿素プラントが建設されます。このプラントは、アンゴラにとって初の尿素肥料生産施設となり、これまで全て輸入していた尿素肥料の国産化を進める重要な一歩です。

プラントの重要性



この肥料プラントは、アンゴラの天然ガス資源の増産を背景にしており、食糧の安定供給と域内の輸出を強化する役割を果たします。これにより、アンゴラは自給率を高め、貿易収支の改善や雇用創出が期待され、経済の多角化にも貢献します。また、TOYOは独自の尿素合成技術「ACES21™」と大粒尿素造粒技術を活用することで、低コストでのプラント建設と運転条件の最適化を図ります。

プロジェクトの詳細



本プロジェクトでは、TOYOが尿素合成及び造粒のライセンサーとして、ライセンス供与、基本設計、一部機器調達、さらに技術サービスを提供します。全体の設計、調達、建設工事は中国のWuhuan Engineering Co., Ltd.が担当し、円滑な進行を目指します。プロジェクトの完成は2027年を予定しています。

TOYOの実績



TOYOは、これまでに地域を超えて多くの尿素プラントを手がけてきた実績があります。アフリカでは、ナイジェリアのインドラマ社向けに同じ規模の日産4,000トンの尿素プラントを2016年と2021年にそれぞれ完工しており、現在、3基目のプロジェクトが進行中です。また、ウーハンとはインドネシアにおいても協業実績があり、信頼を得ています。

食糧安全保障への寄与



世界的に見ても、人口の増加に伴い肥料の需要が増しています。TOYOは、これらのニーズに応える一環として、環境に配慮した持続可能な肥料プラントの展開を目指しています。このプラントの建設は、食糧の生産性向上、経済発展、さらには地球環境への配慮という意味で大きな意義を持つプロジェクトです。

TOYOは、引き続き世界各国のニーズに応えながら、地球環境保護にも積極的に取り組んでいく所存です。このアンゴラのプロジェクトを皮切りに、さらに多くの国々での事業展開が期待されます。


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会社情報

会社名
東洋エンジニアリング株式会社
住所
千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目1番地 幕張テクニカルセンター
電話番号
043-274-1000

トピックス(経済)

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