セコム警備ロボ実証
2018-11-22 14:00:43
東京都で進化する警備ロボット。セコムが最先端技術を実証実験へ
東京都における革新的な警備ロボットの実証実験
東京都では、安全で快適な社会を実現するため、先端技術を駆使したロボットの実証実験が行われています。今回、その実証実験に参加する企業としてセコムが選ばれたことに注目が集まっています。セコムは、2005年に自動巡回が可能な屋外警備ロボット「セコムロボットX」を市場に投入し、以来、その技術を進化させてきました。
セコムロボットX2の進化
新たに展開される「セコムロボットX2」は、前モデルよりもさらに多機能化されており、自律走行や点検機能が備わっています。このロボットは、特定の巡回ルートを自らの判断で走行でき、異常を感知した際にはその場への報告も可能です。搭載されたアームには、距離画像センサーや熱画像センサーが内蔵されており、不審な物体やごみの点検を行います。また、巡回後は指定された位置で周囲の警戒を行うことができるため、警備員の作業を代替する役割も果たします。
社会課題への対策
都市における警備ニーズは年々高まっており、特に多くの人が集まるパブリックスペースではその重要性が増しています。労働人口の減少も影響し、効率的かつ高度な警備業務の遂行が求められています。「セコムロボットX2」は、このような状況を考慮しつつ設計されており、警備員に変わって業務を行うことで、社会的な問題の解決にも寄与することが期待されています。
実証実験の概要
実証実験は2019年1月中旬から実施される予定で、都営新宿線の馬喰横山駅コンコースを主な実施場所としています。この実証実験では、ロボットの自律走行能力や監視機能、点検機能を確認するための様々なテストが行われます。具体的には、自律走行試験や画像監視記録機能試験、ゴミ箱の点検機能が含まれています。
未来の警備へ向けて
セコムは、これまで培ってきたロボット技術をもとに、今後さらに「安全・安心・快適・便利」を追求した革新的なサービスの開発を進めていきます。そして、その成果が警備の新たなスタンダードとして多くの場所で利用されることを目指しています。この実証実験は、その第一歩といえるでしょう。
東京都の実証実験を通じて、「セコムロボットX2」の活用が進むことで、新しい警備の形が市民にとって身近なものになるかもしれません。今後の展開について、さらに注目が必要です。
会社情報
- 会社名
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セコム株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前1丁目5番1号
- 電話番号
-
03-5775-8100