スカイマティクスとアジア航測の提携
株式会社スカイマティクスは、アジア航測株式会社と新たに販売代理店契約を締結しました。この提携により、両社が共同で提供するクラウド型ドローン測量サービス『くみき』がより広く活用されることが期待されています。『くみき』はドローンで取得したデータをもとに自動で三次元点群データを生成し、測量業務の効率化を図っています。このサービスは、日本国内において導入シェアNo.1を誇り、約20業種、4万件以上の現場で実績がある純国産サービスです。特に建設業、林業、農業などの一次産業での活用が注目を集めています。
林業における新たな挑戦
近年、林業業界では業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)が急務とされています。従事者数は1995年の約8.2万人から2020年には4.4万人にまで減少しており、さらに技術と時間の効率化が求められています。ドローンが苗木の運搬に利用される一方で、専門的な知識を要する写真測量の導入が進んでいないことが課題でした。特に、国内の森林が伐採期を迎え、皆伐再造林を加速させるためには、航空レーザーを用いた現場データの継続的な更新が重要とされています。
提携の意義
新たな代理店契約により、スカイマティクスが持つ『くみき』の高い操作性と、アジア航測の航空レーザー測量技術を組み合わせることで、林業におけるデータ収集の効率化を図ることが目的です。具体的には、ドローン写真測量を活用し、施業後の現場データを収集するサービスとの連携を行い、林業のデジタル化を推進します。この取り組みは、林業事業体における効率化や生産性向上に寄与すると期待されています。
企業背景
スカイマティクスは、東京都中央区に本社を持ち、「リモートセンシングで新しい社会を実現する」を企業理念に掲げ、産業用リモートセンシングサービスを提供しています。独自の「時空間解析プラットフォーム」に基づき、クラウド型ドローン測量サービス『くみき』を通じて、誰もが手軽に三次元データを生成し、安全かつ効率的に現場調査を行うことができる社会を目指しています。
一方、アジア航測は東京都新宿区に本社を構え、建設コンサルタント業を行っている企業です。両社の提携によって得られるシナジー効果は、今後の技術革新や業務効率化に大きく寄与することでしょう。
公式サイトでは、製品に関する詳細情報が掲載されています。ぜひご覧ください。
この新しい提携が、林業や建設業における次のステージを切り開くことを期待しています。