学びの個性発見
2021-01-28 11:00:12

子どもの学びの個性を発見!新しいゲーム形式のアセスメントが登場

家庭で簡単に!子どものまなびをサポートする新しいゲーム



一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会が、子どもの学びの特性を把握するための新たなアセスメントゲーム「簡易版HUCRoW(フクロウ)」の提供を始めました。このゲームは、広島大学大学院の湯澤正通教授によって開発されており、家庭でパソコンやスマートフォンを使用して簡単に取り組むことができます。

HUCRoWとは?


この「簡易版HUCRoW」は、「Hiroshima University Computer-based Rating of Working Memory」の略称で、子どものワーキングメモリの特性をゲーム形式で評価するものです。所要時間は、ゲームの練習時間を含め約30分。特に新1年生(現年長児)を対象としており、楽しく学ぶことができるよう工夫されています。

サービスの利用方法


このアセスメントを受検するためには、専用サイトにアクセスし、IDなどの入力を行う必要があります。アセスメントを通じて得られた結果は、登録したメールアドレスに送信され、結果に基づいた学習アドバイスも無料で提供されます。

子どもの学びにおける個性の重要性


私たちが学ぶ際には、それぞれ異なるアプローチがあります。例えば、漢字を記憶する際には単純に書き続ける方法だけではなく、その子の得意なスタイルに応じた方法を活用することが重要です。「受」という漢字を覚えたい場合、言語性が強い子どもには音声情報を取り入れたアプローチが効果的です。このように、「簡易版HUCRoW」は、視空間的特性や言語的特性を把握し、学習スタイルに合った支援を提供することを目指しています。

すでに法人での活用が始まる


このゲームはすでに、一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会の事務局である株式会社インフィニットマインドや、株式会社学研ホールディングスの関連企業で活用が進められています。特に学研教室などでは、子どもたちの特性を理解して、より適切な指導を行うためのツールとして利用されています。

さらに進化するHUCRoW


「簡易版HUCRoW」よりもさらに詳細なアセスメントを提供する「HUCRoW」についての準備が進められており、2021年4月から有料サービスとして提供される予定です。これにより、より多くの子どもたちが自分の学びの個性を理解し、それに基づいた効果的な学習ができるようになることが期待されています。

学びの個性を見つけることは、今後の学びを支える大切な部分です。この新しいツールを通じて、多くの子どもたちがそれぞれの特性を生かした学び方を見つけていくことを願っています。

会社情報

会社名
一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会
住所
福岡県糸島市前原西1-8-27201,202
電話番号
092-332-7906

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