陸上自衛隊高等工科学校卒業式の石破総理によるビデオメッセージ
陸上自衛隊高等工科学校卒業式のビデオメッセージ
令和7年3月20日、陸上自衛隊高等工科学校の卒業式が行われ、石破総理が卒業生に向けて感謝と期待のメッセージを贈りました。この日のために多くの思いや努力を重ねてきた卒業生への祝福の言葉が印象的でした。
石破総理は、卒業生が3年前に自衛官を志し、地域や日本の平和を守る強い意志を持ってこの学校に入学したことを回顧しました。特に、厳しい訓練を経て仲間と共に成長し、今日の卒業を迎えたことを称賛しました。彼は、皆さんが様々な困難を乗り越えて成し遂げた成果を心から祝福しました。
学校生活の中で経験した大家族のような絆や、規律を守ることの重要性についても強調しました。自衛官としての道を選んだ皆さんが日本を取り巻く厳しい安全保障環境の中で、何を成し遂げるべきか、真剣に考えることの重要性が語られました。危険な任務に従事する自衛隊の一員として、国民の期待に応えるための覚悟が求められています。
また、現在の国際情勢についても触れました。ロシアとウクライナの戦争、アメリカや中国との関係など、さまざまな不安要因が増す中で、卒業生が果たすべき役割がいかに大切かを示唆しました。特に、自衛官としての任務は崇高であり、国民の安全と平和を守るためには、皆さんの高い技術や知識が不可欠です。
石破総理は、今後も自衛隊の環境改善を進め、任務を遂行しやすい制度を整える努力をすることを約束しました。自衛官としての働きがいを高め、卒業後も学んだことを生かすような社会を目指すと力強く述べました。
さらに、最新の技術、特に生成AIやドローン、サイバー分野の発展は戦争のあり方に革新をもたらすものであり、これを統合的に活用していく必要性も述べました。皆さんの成長が日本の安全保障にとって不可欠であり、未来を担う人材としての期待が寄せられています。
卒業生の家族や教師への感謝の言葉も忘れられません。子どもたちを誇らしく思い、今後の活躍に期待を寄せる保護者への温かい思いが伝わる言葉でした。
最後に、卒業生に向けた祝福の言葉で締めくくられました。「今後の活躍を願っています、頑張ってください。」この言葉は彼らのこれからの人生に大きな力を与えるでしょう。卒業した彼らが新しいステージで大きく飛躍することを、みんなで応援していきたいですね。