熊本地震の記憶と未来への備えをテーマにした特別展
2024年4月9日から5月12日まで、熊本大学の五高記念館にて「災害を伝え学び次に備える」展が行われます。この特別展は、熊本地震の発生から9年を迎えるにあたり、過去の教訓を振り返り、未来への備えを考えるきっかけを提供することを目的としています。
震災を通じて得られた貴重な教訓を後世に伝えることは、私たちの責任です。熊本大学に設置されている「くまもと水循環・減災研究教育センター」では、地域の安全を高めるための活動が行われています。その一環として、デジタルアーカイブ「ひのくに災史録」の構築に取り組んでおり、熊本地域での災害に関する記憶をデジタル化し、多くの人々と共有しています。
特別展では、今年のテーマである「災害を伝え学び次に備える」に基づき、熊本地震を含むさまざまな災害についてのパネル展示が行われます。これにより訪れる人々が「自分ごと」として災害について考えるきっかけを提供し、災害がもたらす影響について理解を深めることができます。
この特別展は、昨年に蔦屋書店熊本三年坂で実施された企画展を再度熊本大学で開催することになります。入場は無料で、一般の方がご自由に参加可能です。展示室は午前10時から午後4時まで開館しており、入館は午後3時30分まで可能ですが、毎週火曜日は休館となります。
私たちが防災の意識を高めることは、将来の自然災害に対する準備を整えるために非常に重要です。過去の教訓を若い世代に伝え、共に学び合う場として、この特別展をぜひご覧ください。熊本の歴史に触れ、災害に対する知識を深める貴重な機会です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
この展示は、参加者一人ひとりが震災の影響をどのように受け止めるかを考え、また災害に対する備えをどうするかを皆で考えていく重要な機会となることでしょう。ぜひ足を運び、展示を通じて新たな知見を得ていただければと思います。