情報通信の未来を切り開くチャンス
2025年6月1日、東京・港区に本拠を置く公益財団法人電気通信普及財団が「電気通信普及財団賞」の募集を発表しました。この賞は、未来を担う若手研究者たちにとって重要な登竜門として位置付けられています。特に、社会と技術の交差点にある情報通信の分野において、幅広い研究成果が期待されています。
賞の概要
第41回の電気通信普及財団賞では、「テレコム人文学・社会科学賞」「テレコムシステム技術賞」「テレコム学際研究賞」の三つの部門が用意されています。それぞれの部門において、情報通信の発展に寄与する研究書籍や論文が応募対象となります。特に注目すべきは「テレコム学際研究賞」で、多様な分野からのアプローチによる社会的影響をもたらす研究が評価されます。
各部門の詳細
1.
テレコム人文学・社会科学賞:情報と社会の関係性や、通信技術がもたらす社会変容を人文学的・社会科学的観点から考察した研究が対象。この部門では、2024年以降に出版された著作が求められます。
2.
テレコムシステム技術賞:技術的視点で情報通信技術の開発や応用について研究した成果が評価される部門で、2022年以降に学術誌に発表された研究が対象です。
3.
テレコム学際研究賞:複数の学問分野を越える研究が求められ、特に社会的課題を解決することを目指すものが対象です。この部門には、さまざまな社会実装実績が求められます。
受賞条件と奨励金
受賞者には、各賞に対する賞金が設けられています。テレコム人文学・社会科学賞およびテレコムシステム技術賞に関しては、入賞として各100万円が授与される他、奨励賞や特別賞などもあり、優れた作品には合計200万円の特別賞が用意されています。また、学生賞部門では、入賞者に対して50万円の賞金が支給され、さらなる奨励がなされます。
応募方法
応募は2025年8月31日まで受け付けられ、書類の郵送も同日消印有効です。応募フォーマットや提出物は、電気通信普及財団の公式ウェブサイトからダウンロード可能です。学生や若手研究者に対しては、推薦書が推奨され、特に学生賞部門では先生や指導者からの推薦が求められます。
未来の研究者へ
今回の電気通信普及財団賞の募集は、若手研究者が自らの研究を通じて、情報通信がもたらす未来の可能性を切り開く絶好のチャンスです。社会的インパクトと学問的価値を両立させるような、有意義な研究が多く応募されることを期待します。挑戦することで新たな発見があるかもしれません。ぜひ、興味のある方は応募を検討してみてください。
【お問い合わせ】
詳しい情報や応募要項は、電気通信普及財団のホームページをご覧ください。投稿前に確認し、締切を守ることが大切です。未来を担う研究者の方々の積極的な参加をお待ちしています!