H.I.S. Impact Finance、新たな金融時代へ挑む
H.I.S. Impact Finance株式会社は、創業以来順調に成長を続けている。企業間決済サービス「Fimple決済」やファクタリング業務を主軸に、2017年11月の設立から多くのユーザーのニーズに応えてきた。最近の金融市場は、FinTechの進展により変革が進んでおり、金融と非金融サービスが融合する新たな時代に突入している。この流れに対応するため、H.I.S. Impact Financeは自社のサービスをさらに向上させ、全体的な金融サービスの提供者として進化する決意を固めた。
増資の背景
このような変化に対抗するため、H.I.S. Impact Financeは第三者割当増資を行い、財務基盤の強化を図ることにした。増資を通じて得られた資金は、新しいサービスの開発や既存サービスの改善に使われる予定で、顧客の利便性を高めることが狙いだ。この増資の結果、同社の資本総額は約5億2,250万円に達し、業界内での競争力を一段と強化することに繋がると予想される。
H.I.S. Impact Financeの特徴
H.I.S. Impact Financeは、H.I.S.グループの中核企業として、金融事業の中心的な役割を担っている。代表取締役社長兼CEOの東小薗光輝氏は、エイチ・アイ・エス出身者であり、その豊富な経験を活かしながら、企業間決済業務を進めてきた。特に特殊な取り組みとして、2019年にはGMOあおぞらネット銀行と提携し、銀行代理業の許可を取得したことにより、信用保証業務やファクタリングサービスを一体的に提供するイノベーションバンクサービスに取り組んでいる。このサービスは、世界的に見ても画期的なものであり、他社には真似できない特徴を持つ。
今後の展望
今後、H.I.S. Impact FinanceはH.I.S.グループだけにとどまらず、より広範な顧客層に向けたサービスの提供を計画している。増資を受けての新たな資金を基盤に、さらなるサービスの多様化と利便性の向上を図る。これにより、顧客との関係を一層深め、充実した金融サービスを提供することが期待されている。
会社情報
これからの時代、H.I.S. Impact Financeの足跡がどのように変化していくのか、今後も注目していきたい。