ゼネテックがモアソン子会社化
2025-02-28 17:52:09

ゼネテック、モアソンジャパンを子会社化し事業拡大を図る

2025年2月25日、株式会社ゼネテック(東京都)は静岡県浜松市に本社を置く株式会社モアソンジャパンの全株式を取得し、子会社化する決定を発表しました。この動きは、ゼネテックの事業拡大戦略の一環として位置付けられています。

ゼネテックは、技術の融合を活かしたシステムソリューション事業、特に製造業向けのエンジニアリングソリューションを提供しています。主な製品としては、3Dシミュレーションソフトウェア「FlexSim」や、世界的に知られるCAD/CAMシステム「Mastercam」があり、これらは顧客のニーズに応じたカスタマイズやシステムインテグレーション(SI)を実現しています。さらに、災害時に位置情報を活用して安全を提供する「ココダヨ」というアプリの開発など、GPS事業も展開しています。

今回のモアソンジャパンの子会社化によって、ゼネテックは東海エリアでのビジネス拡大を図るだけでなく、東京、名古屋、大阪の各拠点との連携を強める計画です。これにより、ソフトウェア開発やPLM/PDMソリューションの提供がさらに拡充される見込みです。また、長期的には社員数を3,000名にすることを目指し、その第一歩として1,000名体制を早期に達成したい考えです。

モアソンジャパンについては、1982年に静岡県浜松市で設立され、音響、画像、通信機器などの組込みソフトウェアの開発を行っています。また、生産管理や品質管理のビジネスアプリケーション開発も手掛けており、東海エリアの大手製造業とも強い関係を持っています。現在、モアソンジャパンは静岡、東京、名古屋、大阪に拠点を展開し、IT基盤構築や、放送局向けのソフトウェア開発を行い、総合的なITソリューションを提供しています。

今回の株式取得は、ゼネテックにとって新たな成長戦略の重要な一環となります。2025年3月には子会社化の手続きが完了する予定で、この動きがどのように連結業績に影響を与えるのか、業界からの注目を集めています。ゼネテックは引き続き、事業の規模拡大を目指し、新卒や中途採用を強化するとともに、M&A(合併・買収)にも積極的に取り組む意向を示しています。

なお、モアソンジャパンの最近の財政状態は安定しており、2024年3月期には売上高が2,519百万円に達すると見込まれています。これにより、ゼネテックがさらなる企業価値の向上を図り、事業成長を加速させることが期待されています。このような行動は、今後のIT業界における競争力を高めるだけでなく、新たなビジネスチャンスを創出する可能性を秘めています。今後の動向にも要注目です。


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会社情報

会社名
株式会社ゼネテック
住所
東京都新宿区西新宿6-5-1新宿アイランドタワー25階
電話番号
03-6258-5601

トピックス(経済)

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