フォーデイズ自立支援協会が行った2023年度研究助成金交付式
一般財団法人フォーデイズ自立支援協会(東京都中央区、理事長:和田佳子)は、2023年度もライフサイエンスや自然科学分野における研究者への助成金公募を実施しました。これは、協会設立から8年連続の試みであり、国内外での健康科学の進展を促すことを目的としています。
2023年度の応募には22件が寄せられ、その中から厳正な審査を経て4名の研究者が選ばれました。各研究者には助成金として50万円が贈られます。授与式は2024年7月17日(水)にフォーデイズ本社で開催され、理事長の和田佳子氏が挨拶を行いました。彼女は、「今回の助成金が、皆様の研究の次なるステップに向けての応援となることを心より願っています」と述べ、研究者たちの今後の活動に期待を寄せました。
助成金を受けた研究者とそのテーマ
1.
木村展之氏(岡山理科大学獣医学部教授)
- テーマ:柑橘由来モノテルペンを活用した認知症予防効果の検証
本研究では、日常的に消費される柑橘類から抽出した成分が、認知症の予防に寄与する可能性を探ります。
2.
山本伸一郎氏(帝京平成大学薬学部准教授)
- テーマ:抗老化を目指したマクロファージにおけるCD38の機能調節、および生理的役割の解明
マクロファージにおける新たな機能調節のメカニズムを解明することで、抗老化の可能性を追求します。
3.
羽田和弘氏(愛知学院大学薬学部講師)
- テーマ:軽度認知機能障害におけるオレキシン神経の関与と新規予防法の開拓
認知機能の低下に対する新たなアプローチとして、オレキシン神経の役割に焦点を当てた研究です。
4.
金谷萌子氏(埼玉大学理工学研究科助教)
- テーマ:痛みの性差を引き起こす神経回路に関する研究
性差による痛みのメカニズムを明らかにし、新たな治療法の提案を目指します。
この助成を受けた研究者たちは、それぞれの分野で重要なテーマに挑むことで、次世代の医療や健康科学の進展に貢献することが期待されています。
協会の概要
一般財団法人フォーデイズ自立支援協会は、2015年3月9日に設立され、ライフサイエンスや自然科学分野の研究支援を通じて、社会の健康増進に寄与しています。設立当初からの拠出財産は300万円で、これまでに23名の研究者に助成金を交付してきました。
助成や応募に関するお問い合わせは、同協会の事務局までどうぞ。Webサイトや電話、メールを通じて対応しています。
フォーデイズ自立支援協会の活動は、科学的な探求心を持つ研究者を支える重要な位置づけとなっており、今後の更なる発展が期待されます。