北陸環境サービス、ミライ産業のM&Aを実施
福井県福井市に本社を置く株式会社北陸環境サービスが、京都府向日市にある有限会社ミライ産業の買収を実施しました。このM&Aは、両社の持つ強みを活かし、産業廃棄物の中間処理サービスを中心に事業シナジーを生み出すことを目的としています。
ミライ産業とは?
ミライ産業は、コンクリートやアスファルト塊の中間処理を専門に行う企業で、自社のリサイクルプラントを有し、日々960トンの処理能力を誇ります。これにより、地域の産業廃棄物のリサイクルの重要な役割を担っています。従業員数は12名とコンパクトですが、堅実な業務を遂行しています。
ミライ産業の基本情報
- - 社名: 有限会社ミライ産業
- - 所在地: 京都府向日市鶏冠井町南金村17-1
- - 事業内容: コンクリート・アスファルト塊の中間処理(破砕リサイクル)、産業廃棄物収集運搬
- - WEBサイト: ミライ産業
北陸環境サービスとは?
一方、北陸環境サービスは、広範囲にわたり産業廃棄物の収集運搬、選別及び破砕処理を一貫して手掛けています。約120名の従業員を擁し、福井県だけでなく関東・中部・関西圏へもサービスを拡張しています。今回のM&Aは、さらなる地域拡大を図るための戦略的な一手と位置づけられています。
北陸環境サービスの基本情報
- - 社名: 株式会社北陸環境サービス
- - 所在地: 福井県福井市
- - 代表: 取締役社長 木下祐貴(31歳)
- - WEBサイト: 北陸環境サービス
M&Aの背景
ミライ産業は、成長戦略の柱として事業譲渡を模索していました。一方、北陸環境サービスは、すでに取り組んでいる関西・中部・関東地方での事業拡大を進めているため、両社の戦略が合致。M&Aを通じて、関西地方における産業廃棄物処理・リサイクル事業の強化が期待されています。
今後の成長支援策
北陸環境サービスは、ミライ産業と連携し、今後の成長支援に取り組みます。具体的な施策としては、以下の4つが挙げられます。
1.
営業支援: 北陸環境サービスの営業チームの力を借りて、新しい取引先の開拓に努めます。
2.
人材採用と育成: 従業員の成長を促す組織文化を築き、人材交流を通じて相互理解を深めます。
3.
福利厚生の充実: 福利厚生制度を見直し、社員がより魅力を感じる制度を新たに導入します。
4.
新規事業の創出: 双方の専門知識を融合させ、特にサーキュラーエコノミーを推進する新たな事業を創出します。
結論
北陸環境サービスのミライ産業買収は、日本における産業廃棄物処理事業のさらなる発展に向けた重要なステップです。今後のシナジー創出がいかに進むか、その動向に注目が集まります。また、M&Aの相談を行う企業へのオープンな姿勢も顕著であり、業界内での新たな動きに大いに期待が寄せられています。