Virtuozzoによる新たな勤(つと)め
Virtuozzoはこのたび、そのクラウド基盤ソフトウェア「Virtuozzo Infrastructure」においてVMware環境からのワークロードの移行をサポートするビルトイン移行ツールを搭載しました。この新機能は、Virtuozzo Infrastructure 7.3 U1からEarly Accessとして利用可能です。管理者向けパネルやセルフサービスポータルを通じて利用でき、サービスプロバイダーやエンタープライズ企業などがVMware vSphere環境からVirtuozzo Infrastructureへの移行を手間なく実行できるようになります。
移行の背景
近年、企業は仮想化基盤の見直しやインフラコストの最適化を迫られています。特にVMware環境からの移行を考える企業が増加していますが、既存のシステムからの移行には、ダウンタイムや作業の複雑性、運用負荷などの課題があります。このため、Virtuozzoは実務的な課題を考慮し、特に設計された移行ツールを導入しました。
ビルトイン移行ツールの主な特長
VMware vSphere環境からの移行の柔軟性
VMware vSphere 6.xから8.xまでの仮想マシンをVirtuozzo Infrastructureに移行することができます。これにより、既存のVMware環境を段階的に移行する際の管理が容易になります。
エージェント不要の簡略化
この移行ツールはAgentless移行に対応しているため、移行対象の仮想マシンに追加ソフトウェアをインストールする必要がなく、既存システムへの影響を最小限に抑えつつ進行できるのが大きなメリットです。
Changed Block Tracking(CBT)による効果的なデータ移行
Changed Block Tracking技術を使用し、移行元のVMが稼働中でもデータの同期が可能です。最終切り替えの際には変更された部分のみを同期し、業務への影響を避けることが期待できます。
OS Morphing機能による最適化
移行後には、OS Morphing機能によって必要なドライバの導入や、移行元環境に依存するコンポーネントの適応を行い、仮想マシンがVirtuozzo Infrastructure上で正常に動作することを保証します。
IPアドレスとMACアドレスの保持
IPアドレスやMACアドレスの保持が可能なため、既存のネットワーク設計への影響を軽減し、一貫したネットワークマッピングを通じて柔軟な移行計画を実現します。
複数VMの同時移行
大型移行プロジェクトに最適で、複数の仮想マシンを並行して移行することで効率的な移行が可能です。WindowsやLinux向けのカスタム移行スクリプトにも対応しています。
企業にとっての新たな選択肢
Virtuozzo Infrastructureは、コンピュート、ストレージ、ネットワーク、仮想化を統合した高性能なクラウド基盤です。今回の移行ツールにより、企業はVMwareからVirtuozzoへの移行をより戦略的に進めることができるようになりました。今後は他の仮想化基盤への対応拡張も計画されており、さらに多様な選択肢が企業に提供されることでしょう。
Virtuozzoの展望
Virtuozzoの日本カントリーマネージャー、劉 彬洋氏は、「仮想化のコスト最適化とクラウドの柔軟性は、今後ますます企業にとって重要です。新しい移行ツールは、VMwareからの移行をより簡単にし、幅広いクラウド基盤の選択肢を提供します」と語っています。
会社概要
Virtuozzoは、サービスプロバイダーやエンタープライズ企業に向けたクラウド基盤、仮想化、ソフトウェア定義ストレージなどを提供し、柔軟性やコスト効率に優れたソリューションを展開しています。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。
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