エレファンテック、革新的なロボットが世界を驚かせる
2018年、東京のACM UbiCompでエレファンテックが発表した「Origami Robots with Flexible Circuit Sheets」がBest Demo Awardを受賞しました。この受賞の背景には、薄く軽い電気回路素材であるP-Flex™を活用した革新的な技術と、多くの人々の期待があります。
P-Flex™の特性と導入経緯
エレファンテックは、東京大学の川原准教授がUbiComp 2013でBest Paper Awardを獲得した「Instant Inkjet Circuit」からスタートしました。この成果を受けて、エレファンテックはインクジェット技術を用いてP-Flex™を開発しました。この技術は、まずその軽さと薄さが注目され、折り紙のような自由な形状を作るために適しているとの声が上がりました。
P-Flex™には、特許技術である「巴型」という独自の電気配線構造が施されています。この構造により、折り目に沿ったヒンジを形成でき、電気配線の断線問題を回避することができるようになりました。これが、新しい研究デモを実現したのです。
「Origami Robots with Flexible Circuit Sheets」とは?
「Origami Robots with Flexible Circuit Sheets」は、アディティブプロダクションとレーザーカット技術を使用して構築されたロボットです。そのユニークなデザインは、イモムシの這行運動にインスパイアされています。形状記憶合金をアクチュエータとして用いることで、特有のリズムで平面上を軽やかに動き回ります。このデモは単なるパフォーマンスを超え、未来のロボット開発における新たな可能性を示唆するものでした。
今後の可能性と展望
エレファンテックの取り組みは、単に川原准教授の過去の achievements に留まらず、今後の技術発展への期待をかき立てるものです。P-Flex™を用いたロボットやデバイスは、今後のさまざまな分野での応用が期待されています。特に医療や教育、アート等の分野において、この技術がどのように利用されるかが注目されています。
関連リンク
エレファンテックの取り組みは、次世代のテクノロジーを形にするための重要な一歩であり、今後の展開が非常に楽しみです。