さとのば大学の挑戦
2024-10-10 15:17:19

さとのば大学が非営利型株式会社へ移行、地域を共に学ぶ新たな挑戦の幕開け

地域に特化した、新しい形の大学が現れました。それが、さとのば大学です。この大学は、一般的なキャンパスを持たず、全国各地の地域でプロジェクトを通じた学びを実践している市民大学です。運営を行うのは株式会社アスノオト(代表取締役:信岡良亮)で、特に地域に根ざした教育モデルを提供しています。

この度、さとのば大学は非営利型株式会社へと移行することを発表しました。これは、「みんなで創る みんなの大学」という理念を実現するための大きな一歩となります。非営利型株式会社への移行に際し、社会活動家でありコミュニティカンパニーの第一人者である武井浩三氏を新たに監査役として迎え、さらなる活動の幅を広げる予定です。移行のキックオフイベントが2024年11月8日に予定されており、多くの人々とこのプロジェクトを共有し、関与を促す機会となることが期待されます。

さとのば大学の特筆すべき点は、自らが選んだ地域に移住し、その地域で学びながら多様なプロジェクトに取り組むスタイルです。学生は、1年間を通じて特定のテーマに沿った地域へ住み込み、地域の人々と協力しながら学びを深めます。全国15地域との連携を図り、地域課題を共に解決していく座組みを構築しています。この大学のカリキュラムはオンライン教育の要素を取り入れ、地域の活動を通じて獲得した知見を講師や他の学生と交流することによってより深めていくことができます。

2021年に通信制大学と提携し、4年制プログラムを開始したことも、さとのば大学の成長の一環です。今年度には初の卒業生を輩出する予定で、これにより一層の発展が見込まれます。

さとのば大学の立ち上げに際しては、信岡氏がクラウドファンディングを活用し、300人以上の支援者から多くの支援を受けました。このような参加型のアプローチは、地域の人々と共に大学をつくり上げていく理念を反映したものです。

非営利型株式会社は、利益を株主に分配せず事業を運営する形の会社ですので、さとのば大学としては公共性の高い事業を運営しつつ、地域社会への貢献を目指します。資金調達機能や迅速な意思決定が求められる中で、多様なパートナーと連携を深めていくことが重要なステップとなります。

キックオフイベントでは、信岡氏が「みんなで創る みんなの大学」の理念について発表し、武井氏からは非営利型株式会社の意義とその社会的影響力について説明があります。新たな学びや教育のあり方に関心を持つ人々に向けた参加の呼びかけも行われ、幅広い人々との関係構築が図られるでしょう。また、出資説明会も11月・12月に予定されており、さらなる参加を促しています。

このように、さとのば大学は、地域の未来を共につくるパートナーとしての役割を果たすため、非営利型株式会社としての新たな挑戦に踏み出します。教育の在り方そのものを再考する機会として、我々一人ひとりがこのプロジェクトに関与し、共創の場を広げていくことが求められています。

これからの日本において、地域と共に未来を築いていく新しいスタイルの教育モデルとしてのさとのば大学の動向に注目が集まります。興味のある方はぜひ、キックオフイベントに参加し、共に学び、未来を描く力を育んでいくスピリットを持ってほしいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社アスノオト
住所
東京都千代田区神田錦町3-21ちよだプラットフォームスクエア
電話番号

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