博報堂が新たに提案する生成AI支援コンサルティングサービス
株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉健司)は、企業が生成AIや機械学習など先端技術をマーケティングに活用するためのコンサルティングサービス「DATA GEAR for AI-Ready」の提供を開始しました。
現代のビジネス界において、生成AI統合の重要性がますます高まっています。しかし、企業が直面する課題は複雑で、「データが分断されている」「業務が属人化している」「PDCAサイクルが機能していない」といった根本的な問題が未解決です。これらの理由から、AI導入が進んでも、実際に利用するための準備が整っていない企業が少なくありません。
博報堂は、これらの問題を解決するために、企業が「AI-Ready」の状態、すなわちAI技術を効果的に活用できる土台作りを支援する「DATA GEAR for AI-Ready」を開発しました。このサービスは、企業が所有する既存のデータシステムやカスタマーデータプラットフォーム(CDP)の強みを活用し、生成AIが利用しやすいデータ構造やガバナンス体制の構築をサポートします。
具体的な支援内容としては、以下の二つの軸があります。
1. AI-Ready業務プロセス再構築支援
業務フローやデータの棚卸しを行い、現状の課題を可視化します。そして分断されているデータや組織の役割を最適化し、生成AIの活用を阻害する要因を明確化します。
2. AI-Readyデータ基盤(AI対応CDP)設計支援
非構造化データの効果的な活用とリアルタイムでのデータ連携に対応するデータ基盤の設計を支援します。また、生成AIと人間が共存するための考慮したAI-Readyデータ基盤を整えます。
博報堂はこれまで、様々な業界でデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を通じて、データ活用によるマーケティングの革新を実現してきました。今後「DATA GEAR for AI-Ready」を通じて、生成AI時代に必要な新しいデータ活用の形を提案しながら、クライアント企業の持続的成長を支える伴走パートナーとしての役割を果たしていきます。
DATA GEARとは
「DATA GEAR」は博報堂DYグループの横断型ユニットで、メンバーは多様な専門性を持ちます。ミッションは「データの民主化」とされ、ポストクッキー時代における1st Partyデータの活用を推進することにあります。