新たな提携の展開
2018-12-13 08:00:04

ミャンマーのマイクロファイナンス機関4社との革新的な提携

ミャンマーのマイクロファイナンス機関との新たなシステム契約



最近、ミャンマーのヤンゴンにて、リンクルージョン株式会社と株式会社日本ブレーンが共同開発したクラウドシステム「JBRAIN」が、地場のマイクロファイナンス機関4社に導入されることが決まりました。この提携は、マイクロファイナンス機関の業務に革新をもたらすもので、期待が高まっています。

導入契約の概要



調印式はヤンゴン市内のホテルで行われ、導入契約を締結したのはAYO Microfinance、Yadanar Thanlar Microfinance、Yangon Y Rural Development Microfinance、Ratana Metta Organizationの4社です。これにより、ミャンマーでJBRAINを導入するマイクロファイナンス機関は合計10行となり、地域における金融の発展が大きく進むことが期待されています。

AYO Microfinanceの代表であるチン・カン・リアン氏は、契約について「リンクルージョン社の業務理解と日本の技術力を評価した」と述べ、業務効率の向上だけでなく、データを活用した顧客サービスや商品開発の進化にも期待が寄せられていることを強調しました。

ミャンマーにおけるマイクロファイナンスの重要性



マイクロファイナンスは、零細事業者や農民を中心に約300万人が利用するミャンマー最大の金融セクターです。リンクルージョンと日本ブレーンは、2015年から現地金融機関向けにマイクロファイナンスシステムの提供を開始し、現在ではミャンマー市場でトップシェアを占めています。これまでに、金融サービスへのアクセスが難しかった約20万人に対し、合計約40億円の融資を提供してきました。

データ活用の取り組み



今回の導入にあたり、リンクルージョンと日本ブレーンは複数のマイクロファイナンス機関とのデータ活用における業務提携も進めています。その一環として、従来は統計が存在しなかった零細事業者の金融取引や、庶民層の生活環境、家計に関するビッグデータの収集・分析に取り組んでいます。このデータ活用により、より地域に根ざしたサービスを提供することが可能になります。

特に、データ収集の範囲をザガイン州やエーヤワディ管区に拡大することで、人口の9割を占める庶民層のビッグデータを利用し、ミャンマー国民のニーズに応じた支援が行えるようになるでしょう。これにより、進出企業の事業展開も加速し、地域経済の活性化が期待されています。

まとめ



リンクルージョン株式会社と株式会社日本ブレーンとの提携は、ミャンマーのマイクロファイナンス機関にとって新たな可能性を切り拓くものです。今後はデータの活用を通じて、より多くの人々に金融サービスが届くことが期待されており、地域経済の発展にも寄与するでしょう。ミャンマーにおけるマイクロファイナンスの未来がどのように進化していくのか、今後の動向に注目です。

会社情報

会社名
リンクルージョン株式会社
住所
東京都港区南青山2-2-15ウィン青山942
電話番号

トピックス(経済)

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