地中熱事業始動
2024-09-27 16:58:39

エイゼンコーポレーション、地中熱事業を本格始動し環境貢献を目指す

株式会社エイゼンコーポレーション(群馬県前橋市)は、親会社である株式会社イノベックスの協力のもと、地中熱活用による空調システム事業を本格的にスタートさせました。新たに開設された埼玉県坂戸市の営業所内に設置された地中熱事業部がキーロールを担い、今後の施工管理を一層強化する意向です。

地中熱エネルギーは、地下10mから200m以内の一定温度区間(13℃から17℃)を活用した再生可能なエネルギーであり、環境配慮型の冷暖房として注目されています。ヒートポンプを用いたこのシステムは、特に夏季において屋内の熱を地中に排出し、冬季には地中の温かさを屋内に取り込むことが可能です。すでに多くのスポーツ関連施設や医療施設、一般住宅などに導入され、その有効性が実証されています。

近年では、二酸化炭素排出の削減や化石燃料の使用量を減少させることが求められ、エイゼンコーポレーションにも顧客から環境配慮のニーズが寄せられるようになりました。その貴重な声に応える形で、地中熱工事部を発足させる運びとなったのです。

エイゼンコーポレーションは2022年より、地中熱ヒートポンプに関連する施工管理に着手しています。親会社イノベックスの袋井工場に搭載された地中熱利用空調システム「サーチェス®」は、従来設備に比べてCO2排出を約75%、電気代を約76%削減する驚異的な成果を上げています。

この「サーチェス®」は、地中熱と井戸水資源を同時に活用する独自のシステム「ヒートクラスター®」方式を採用し、一般的な地中熱交換技術に比べて5倍の効率を誇ります。このため、採放熱管用のボーリング数を大幅に減らすことができ、導入コストを抑えつつ高い性能を発揮するのです。

当社の地中熱空調システムの利点は多岐にわたります。最も顕著なものは、二酸化炭素の排出削減です。空気熱源型の補助装置よりも効率的に温度調整が可能であるため、省エネルギーを実現し、電力消費を抑制できます。また、これによりヒートアイランド現象の緩和や化石燃料の使用量削減にも寄与します。

電力消費の抑制は、運用コストの軽減にもつながります。

エイゼンコーポレーションは1976年に設立され、40年以上にわたり自然との共生を目指して事業を展開してきました。「建設業は自然に敬意を払うべき」という信念のもと、地域社会や未来世代への責任を意識しながら、環境配慮型のソリューションを提供していきます。地中熱エネルギーの活用を通じて、カーボンニュートラル社会の実現にも力を入れ、持続可能な未来を築いてまいります。


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会社情報

会社名
株式会社エイゼンコーポレーション
住所
群馬県前橋市富士見町小暮1527-9
電話番号
027-288-8111

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