ファンペップとBIOASTER
2025-03-31 16:18:12

ファンペップとBIOASTER、共同研究で抗体誘導ペプチドの技術革新を加速

ファンペップとBIOASTERが手を組む



株式会社ファンペップは、フランスの最先端研究機関であるBIOASTERとの間で、抗体誘導ペプチドにおける共同研究契約を締結しました。この契約は、治療用ワクチンの抗体産生を目指すものです。具体的には、in vitroでのアッセイ法の最適化に向けて両者が協力し、ファンペップのワクチン候補の評価法を進化させていくことになります。

この共同研究では、バイオアスタ―の専門知識を活用し、抗体機能の評価に注力。ファンペップの独自の抗原設計技術と組み合わせることで、複数のHLA分子を持つ個人における免疫応答を予測することを目指しています。これは、将来的な炎症性およびアレルギー性疾患に対する新しい治療用ワクチン開発への道を開くものと期待されています。

共同研究の意義



このプロジェクトは、ファンペップにとって非常に重要な意味を持つものといえます。ヒトでの抗体産生を予測することが、治療ワクチンの効果を左右するため、今回の共同研究が成功に導くキーとなるでしょう。両組織は、より良い治療ソリューションの実現に向けてリソースと専門性を結集します。

バイオアスタ―のCEO、Xavier Morge氏は、「ファンペップと提携し、重要なアッセイを改善することで、臨床試験に向けた候補をしっかりと評価できることを嬉しく思います」。この協力関係は、治療用ワクチンの分野における革新を推進する重要な要素になると強調しています。

一方、ファンペップの代表取締役社長、三好稔美氏は「バイオアスターと共同研究を行うことができ、非常に光栄です。この研究を通じて、効率的で効果的なワクチンスクリーニングを実施できることを目指します」とコメントしています。

BIOASTERについて



BIOASTERは2012年に設立された非営利財団で、フランス政府と民間企業の協力により、微生物学、ワクチン、免疫学の課題に取り組んでいます。様々な革新モデルを開発し、医療ソリューションの開発を加速させることがその目的です。また、集団医療と個別化医療に関連する技術の開発にも注力しています。

BIOASTERは、多岐にわたる専門分野を持ち、300件以上の研究契約を結んでいます。これには107の民間企業と54の公的機関が含まれ、新たな医療技術の開発に寄与する役割を果たしています。今回は、これらの専門性がファンペップの抗体誘導ペプチド技術に加わり、さらなる飛躍が期待されています。

まとめ



ファンペップとBIOASTERの共同研究は、革新的な治療法の開発に貢献する大きな一歩といえます。新たな治療用ワクチンの実現に向けて、両者の技術の融合がどのような成果をもたらすのか、今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
株式会社ファンペップ
住所
東京都中央区日本橋本町3-11-5日本橋ライフサイエンスビルディング2 503号室
電話番号
03-5315-4200

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