早稲田大学にて開催されたパラミロン研究会の初学術集会
2018年11月22日、早稲田大学日本橋キャンパスにおいて、パラミロン研究会の第一回学術集会が行われました。約90名が参加し、パラミロンに関連する様々な研究成果が発表されました。特に、ユーグレナグラシリスEOD-1株から抽出されたパラミロンの免疫機能についての研究が注目を浴びました。
免疫機能に対する影響
研究では、ユーグレナEOD-1から精製したパラミロンが免疫機能に及ぼす影響を検証しました。免疫グロブリン製剤とパラミロンを結合させる実験を行ったところ、人間の血液中にこの抗体が存在することが確認されました。これは、パラミロンが体内の免疫機能と関連していることを示唆する結果です。また、唾液中にも同様の抗体が見つかり、さらなる研究の意義が高まっています。
健康の質向上に向けた研究
さらに、健康な成人に対してユーグレナEOD-1またはプラセボ食を4週間摂取してもらう実験が行われ、ユーグレナ摂取者において免疫力の改善が認められました。特に、精神的な健康状態が改善されるという結果も報告され、ユーグレナの含有成分が全身の感染防御機能や心理的健康感を向上させる可能性が示されています。
アスリート向け研究の成果
アスリートを対象にした研究では、シーズン中のラグビー選手にユーグレナEOD-1を摂取してもらい、その効果を調査しました。予備調査で便通の改善および疲労感の軽減が確認され、ユーグレナがアスリートの免疫力を保つ助けになることが示唆されました。
糖代謝と脂質代謝に関する動物実験
また、動物実験を通じて、ユーグレナやパラミロンが血糖値や血中脂質に与える影響も研究されました。高脂肪食とユーグレナEOD-1を添加した食事を比較したところ、脂肪食摂取に対する血糖値の上昇抑制や血中コレステロールの減少が確認され、パラミロンの有効性が望まれました。
学術集会の内容
集会では、複数の講演が行われ、さまざまな視点からパラミロンの可能性について論じられました。
矢澤一良会長が挨拶し、パラミロンに関する研究の重要性を強調。
ヒト腸内マイクロバイオームと免疫についての講演が行われ、腸内環境の整備が免疫にどのように寄与するかが解説されました。
パラミロンの免疫機能への影響についての詳細な説明があり、研究の結果が報告されました。
アスリートの免疫と健康の関連についても議論が交わされ、具体的なデータに基づく提言がなされました。
最後に、パラミロンが糖代謝や脂質代謝に与える影響の研究報告がありました。
パラミロン研究会の概要
このパラミロン研究会は2017年に設立され、今後もユーグレナやパラミロンに関する研究を続ける予定です。これらの研究が進むことで、パラミロンの医療や健康における応用が期待されます。
詳細な情報や今後のイベントについては、公式ウェブサイト(
パラミロン研究会)を参照してください。