CWPの車エビ出荷開始
2024-12-03 16:22:10

持続可能な車エビ養殖に挑むCWP、2024年度出荷を開始

持続可能な車エビ養殖に挑むCWP、2024年度出荷を開始



2024年度の活き車エビ「やまと車海老」の初出荷が、熊本県天草市の株式会社クリエーションWEB PLANNING(CWP)によって12月2日に行われました。同社は人と環境に優しい車エビ養殖を目指しており、無給餌期間を設けることで、底質や水質の改善を図っています。この結果、健康で質の高いエビの生産に成功しました。

CWPの車エビ養殖は、主に冬季の12月から1月の約2ヶ月間にわたり「活き車エビ」として出荷されます。特にこの時期、車エビは冬眠前の栄養を蓄えるため、身が引き締まり旨みが一層増します。しかし、気温が高くなると出荷期間が短くなるため、今年も暖冬の影響を受け、活き車エビの出荷開始が12月にずれ込んだとのことです。一般的に、活き車エビは5℃以上10℃の温度が必要であり、CWPではこの温度範囲を保ちながら、ブナ木などで常温出荷を行っています。

CWPの取り組み



CWPでは、持続可能な車エビ養殖を実現するために最新技術を導入しています。例えば、24時間稼働するセンサーを利用して、養殖池の状態を簡単に把握できる仕組みが整っています。これにより、エビにとって最適な環境を保つことが可能になり、成長や品質を改善する成果に繋がっています。

また、無給餌期間を設けたことにより、養殖池の水質や底質が改善され、ストレスの少ない環境で育ったエビは、身質も良く、味わいが凝縮されています。CWPは、自然環境に配慮し、持続可能な社会に貢献することを目指しています。

働く環境への配慮



同社は女性の従業員が多く、労働環境の向上にも力を入れています。具体的には、漁具の軽量化や最新のセンシング機器の導入などを通じて、長時間の潜水作業を軽減し、効率的な給餌が可能となりました。これにより、過酷な作業環境からの脱却を図り、安全で快適な職場を提供しています。

出荷方法の工夫



CWPでは、出荷の前に低ストレス状態のエビを採取し、迅速に処理する体制が整っています。自社で使用される梱包材は、地元産の熊本県産の木くずや自然に還る紙製の素材を使用し、環境への配慮がされています。

フードロス対策とお得な販売



また、12月4日からは特別な販売キャンペーンが開始されます。間引きした車エビは、風味が豊かであるものの市場での流通が難しいことから、特に九州地域での需要が期待されています。これを受けて、CWPは急速冷凍技術を用いて生食可能な状態で販売することになり、こうしたキャンペーンがフードロスの削減に寄与しています。

代表の深川沙央里の思い



同社の代表である深川沙央里は、多子家庭を支えながら女性の活躍を促進し、持続可能な外食事業の展開も視野に入れています。彼女は「生産者が安心して活動できる環境づくり」を目指し、地域の特性を活かしたビジネスを通じて天草の将来を築くことに尽力しています。

CWPの取り組みは環境への配慮だけでなく、人々の暮らしに幅広い影響を与える可能性を秘めています。美味しい活き車エビを楽しむだけでなく、持続可能な未来を一緒に育んでいけることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社クリエーションWEB PLANNING
住所
熊本県天草市楠浦町3237-2
電話番号

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