comicoとindentが手を組む!ウェブトゥーン制作に新たな動き
日本を代表する漫画アプリ「comico」と、クリエイター向けの創作プラットフォーム「Nola」を運営する株式会社indentが、2023年11月11日から新たな取り組みを始めます。このプロジェクトは、comico編集部が原作作品を募集するための専用ページをNolaの「編集部の掲示板」に設けるもので、特に『ロマンスファンタジー』『現代ドラマ(不倫・復讐)』『TL(ティーンズラブ)』『BL(ボーイズラブ)』のジャンルを対象としています。
comicoの描く新しい漫画体験
comicoは、スマートフォンに最適化されたスタイルでウェブトゥーンを制作し、国内外20以上のプラットフォームで発信しています。2013年のサービス開始以来、2,500万ダウンロードを達成したこのアプリは、ヒットした多くの作品を輩出し続け、業界のパイオニアとしての地位を確立しています。特に注目されるのは、ドラマ化が相次ぐ人気作品群。これにより、原作の発掘から制作、配信までを一貫して行い、高品質なコンテンツ制作を目指しています。
Nolaの魅力と作家サポート
一方、indentが運営する「Nola」は、登録作家数が60万人を超えるクリエイターのためのプラットフォームです。Nolaを通じて作品を直接投稿できる「Nolaノベル」では、55以上のレーベルからの要求に基づいて、原作作品を募集しています。この仕組みにより、より多くの作家が商業デビューを果たすサポートを行っています。
今回の取り組みでは、Nolaの豊富な会員基盤を活用し、comicoが必要とする作品のスカウトを行う予定です。特に、業界トップクラスのウェブトゥーン制作技術を持つcomicoと、作家支援が得意なindentが手を組むことにより、初めての共闘が実現します。
求める作品の特徴
comico編集部が求めるのは、感情移入しやすいキャラクターと明確な物語の目的です。具体的には、主人公が自らの目的をはっきりさせ、読者が応援したくなるようなキャラクター描写を重視しています。また、情景描写に偏ることなく、キャラクター同士の感情のやり取りを重視し、ストーリーをテンポ良く展開させることも求められています。読者を引き込む山場を意識し、次の話が待ちきれなくなるような作品を投稿してほしいと期待しています。
今後の展望
comicoとindentは、この新たな連携を通じて原作供給の強化を図り、国内外のウェブトゥーン市場を活性化させることを目指します。新しいクリエイターとの出会いが、さらなる革新をもたらすことに期待したいところです。両社の取り組みが、未来のウェブトゥーンシーンにどのような影響を与えるのか、今後の動向に注目です。
最新情報や詳細については、comicoおよびNolaの公式ウェブサイトをチェックしてみてください。
会社情報
- 本社: 東京都港区
- 設立: 2017年
- 代表取締役社長: 丁 佑鎭
- 本社: 東京都千代田区
- 設立: 2019年
- 代表者: 釜形 勇気