CRIME NABIの進展
2025-11-14 18:28:44

犯罪予測AI「CRIME NABI」がXLIMITプログラムに採択されました

株式会社シンギュラーパータベーションズが手掛ける犯罪予測AI「CRIME NABI」とその展開



株式会社シンギュラーパータベーションズ(以下、SP)は、最近、グローバル・ブレイン株式会社が主催するアクセラレータープログラム「XLIMIT」に採択されることが発表されました。これにより、犯罪や事故の発生確率を高精度で予測するAI「CRIME NABI」(クライムナビ)の社会実装がさらに進むことが期待されています。

CRIME NABIについて



CRIME NABIは、過去の犯罪データ、地物データ、人口動態、気象条件、イベント情報など多様な情報を統合し、時空間において「いつ」「どこで」「どのような犯罪や事故が発生するか」を予測するプラットフォームです。この技術を活用することにより、安全対策の分野において大きな進展が期待されています。

特に、SPは警察や地方自治体、警備会社、インフラ企業と連携し、安全な社会の実現を目指しています。今回のXLIMITプログラムへの採択により、全国的に広がる警備員不足や最近の犯罪の高度化、大規模イベントの安全対策といった課題に対し、AIによる「予測に基づく最適警備」を提案することが可能になります。

実証実績



実際に、ブラジルのミナス州に位置するベロオリゾンテ市での現場実証において、CRIME NABIを使用したパトロール活動により、銅線の窃盗をはじめとするインフラ犯罪が約68.5%も減少するという成果が報告されています。この実績は、CRIME NABIが機能することの信頼性を示す重要なデータです。このAIが「AI警備ルート最適化」を通じて実際の現場で犯罪の抑止に寄与したことで、他の地域への導入が一層進むことが期待されています。

多用途な活用



CRIME NABIは、見込まれる利用方法が幅広いことも特徴です。ここでは具体的な活用例について紹介します:
  • - 警備計画の高度化: 応じて警備要員の配置を最適化し、無駄を省きます。
  • - イベント警備: 大規模イベントにおける人員配置を効率良く進めます。
  • - カメラ監視業務の効率化: 監視業務をAIが支援し、迅速な対応が可能になります。
  • - インフラ警備: 鉱山やプラント、港湾など幅広い分野での安全を確保します。
  • - 保険リスク評価や都市安全分析: リスクの分析に基づい得たデータを活用し、予防策を講じることができます。

今後の展望



SPは、犯罪や事故予測AIによる警備DXの分野で多くの成果を上げてきました。そんな中、XLIMITプログラムへの採択はさらなる成長の一歩となります。これまでに、経済産業省が支援するプロジェクトにも採択され、ブラジルにおいて自律ドローン警備との実証も進めており、安全なインフラの構築に取り組んでいます。

また、今年のB Dash Campでは優勝を果たし、Forbes JAPANからは2025年に注目すべきスタートアップ7社に選ばれるなど、SPの将来は明るいと言えます。今後も、NICTやNEDO、JICAなどの公的機関との連携により、国内外でにおける安全インフラ開発を推進していく予定です。

株式会社シンギュラーパータベーションズは、東京都千代田区に本社を構え、「CRIME NABI」の開発・提供を行っています。これからの活躍にも注目です。


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会社情報

会社名
株式会社Singular Perturbations
住所
東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5FKSフロア
電話番号

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