同朋大学の研究が注目を集める
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が発行する広報誌『JSTnews』の2025年10月号で、同朋大学社会福祉学部の宮地菜穂子准教授が取り組むプロジェクトが紹介されました。この特集は、社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」というコーナーに掲載され、特に社会的養護経験者をサポートするアプリ「きずなコネット」に焦点を当てています。
宮地准教授の理念と活動
宮地准教授は、子ども家庭福祉の専門家として、特に社会的養護における発達支援に関心を寄せています。彼女の研究は、全ての子どもが大切にされ、安心して生活できる環境を整えることを目指しています。そのために、治療的支援や自立支援の必要性を強調し、実践的なアプローチを取っています。彼女が開発したアプリ「きずなコネット」は、社会的養護を受けた子どもたちの声を反映させ、彼らの生活向上に貢献することを目的としています。
興味深い事例: 「きずなコネット」
「きずなコネット」は、社会的養護経験者のニーズを捉えた取り組みであり、具体的には彼らの社会適応を助けることを狙いとしています。アプリを通じて、利用者は必要な情報を得られるだけでなく、他のケアリーバーとのコミュニティを築くことも可能です。このような取り組みによって、周囲とのつながりを感じることができ、孤独感の軽減にも寄与するでしょう。
社会福祉学科の特徴
同朋大学の社会福祉学部では、少子化や格差問題など、現代の社会が抱える多様な課題に対応するための教育を行っています。特に、福祉の専門知識だけでなく、人々の気持ちに共感できる「人間力」を養成することに重きを置いています。実際の現場での実習やフィールドワークを通じて、学生たちは理想的な社会づくりの担い手としての実践力を磨きます。
オープンキャンパスのお知らせ
同朋大学では、12月13日(土)にオープンキャンパスを開催します。この機会に進学を考えている方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。詳細情報や申し込みは、
こちらのURLからご確認いただけます。
その他の情報
同朋大学は名古屋市中村区稲葉地町に位置しており、社会福祉学科のほかに文学部や人間学研究科も設置されています。福田琢学長のもと、社会に貢献できる人材育成に力を入れています。大学についての詳細は、
こちらの公式サイトをご覧ください。