J:COMが教員の民間企業研修を実施
2024年8月1日と2日、J:COM株式会社は東京の文京区と中野区から35名の教員を受け入れ、初めて「教員の民間企業研修」に参画しました。この研修は、教員が民間企業の理念や取り組みを学び、その知識を教育現場に活かすことを目的としています。1983年から継続されているこのプログラムに、J:COMは新たな視点を持ち込みました。
J:COMの取り組み
J:COMは地域密着型メディアとして、さまざまな情報発信や地域社会の安全・安心のための活動を行っています。本年度の重要課題(マテリアリティ)として「安心安全で持続可能な地域社会への貢献」を掲げ、地域教育や文化の醸成にも注力しています。研修を通じて、地域とともに未来世代を育成するための新たなアプローチを模索しています。
研修の内容
研修は2日間にわたり、その内容は次のように構成されました。初日はリーダーシップや人材育成についての講義、生成AIや業務効率化に関する実践エクササイズが行われました。また、サステナビリティや防災に関するワークショップでは、教員とJ:COM社員が一緒に議論し、新しいアイデアを共有する機会が設けられました。
1日目のプログラム
- - リーダーシップ・マネジメント: VUCA時代に必要とされる自律的な人材の育成に焦点が当てられ、バックキャスト思考や多様性の受容について議論されました。
- - 生成AIの活用: 生成AIに関する基礎的な知識の提供やそのリスクと使用法についての具体的な体験が行われました。
午後は、地域との共創を目指したサステナビリティの取り組みや、防災教育の必要性について学ぶ時間が設けられました。
2日目のプログラム
- - ICTメディアリテラシー: インターネットに潜むリスクやフェイクニュースへの対処法について学びました。参加者たちは具体的なネットマナーや保護者とのコミュニケーション方法についても議論しました。
- - 番組制作やスタジオ見学: 地域メディアとしての役割、特に防災情報や生活情報の発信に関する取り組みの紹介があり、小学生向けのCM制作や高校入試速報の事例もシェアされました。
参加者の声
研修を受けた教員からは、「この研修を元に授業に活かせるアイデアが見つかった」、「自発的な思考を促す子どもを育てたい」といった感想が寄せられました。J:COMの施策を直接体験することで、教育現場に新たな視点がもたらされたことは間違いありません。
今後の展望
J:COMは、「あたらしいを、あたりまえに」というブランドメッセージのもと、次世代のチャレンジ支援として教育分野への貢献を続ける意向です。地域社会における教育支援活動をさらに拡充させ、持続可能な未来を創造していくことに注力していきます。今回の研修を通じて得られた知見が、今後の教育現場に良い影響を及ぼすことを期待しています。