JA三井リースの新事業
2025-09-25 16:43:25

JA三井リースが茨城県と静岡県で蓄電所事業に参入

JA三井リースが蓄電所事業に挑む



2025年9月25日、JA三井リース株式会社が茨城県水戸市と静岡県浜松市において蓄電所事業への参画を発表しました。これにより、再生可能エネルギーの利用促進と電力の安定供給を狙います。事業は関西電力株式会社およびスパークス・グループ株式会社との共同プロジェクトとして進行します。

蓄電所の概要


水戸市に設置される水戸蓄電所は、定格出力50MW、定格容量175.5MWhを持ち、商用運転は2029年6月を予定しています。一方、浜松市の浜松蓄電所は、定格出力30MW、定格容量110.3MWhで、2028年6月からの運用開始を見込んでいます。両施設は、それぞれ約8,000㎡および約5,000㎡の敷地面積を有し、地域の電力需給の安定化に寄与することを目的としています。

再生可能エネルギーの重要性


近年、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの需要が高まる一方で、その発電量は天候に依存するため、安定した電力供給が課題とされています。特に晴れた日や風の強い日には発電過剰状態になることが多く、これが出力抑制という形で現れます。蓄電所は電力の余剰時に電気を蓄え、不足時に放出することで需給のバランスを取る役割を果たすため、非常に重要なインフラとして注目されています。

JA三井リースの意義


JA三井リースの中期経営計画「Sustainable Evolution 2028」では、「エネルギー・トランジション」を成長領域と位置づけています。また、北海道札幌市での蓄電所事業を含む、これまでの再生可能エネルギー事業や蓄電所事業が集大成となり、持続可能な社会の実現に向けて地域社会への貢献を目指します。

今後、JA三井リースは脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させるとともに、地域との共生を図り、多方面での発展に寄与していく予定です。

水戸蓄電所・浜松蓄電所の詳細


蓄電所名 運営 設置場所 敷地面積 定格出力 定格容量 商用運転開始予定
------------------------
水戸蓄電所 SGET水戸蓄電所合同会社 茨城県水戸市河和田町 約8,000㎡ 50MW 175.5MWh 2029年6月
浜松蓄電所 SGET浜松蓄電所合同会社 静岡県浜松市中央区入野町 約5,000㎡ 30MW 110.3MWh 2028年6月

このように、JA三井リースが進める蓄電所プロジェクトは、再生可能エネルギーの未来を切り開き、地域の発展や環境への配慮をもたらす重要な一歩となるでしょう。地域社会の皆さんとも連携を深めながら、さらなる制度設計を進めることが期待されています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
JA三井リース
住所
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。