ギフテッド傾向のある若者を支援する新たな取り組み
特定非営利活動法人日本教育再興連盟(ROJE)が、ギフテッド傾向を持つ若者の孤立状態に対処するための新たなモデル事業を開始しました。この事業は、内閣官房孤独・孤立対策推進室が行う「令和7年度地域における孤独・孤立対策に関するNPO等の取組モデル調査」に採択されています。
背景と目的
本事業は、孤独・孤立対策推進法に基づいて、地域の孤独感や孤立感を軽減するための先駆的な取り組みを支援し、その成果を全国に広げることを目的としています。ROJEが提案するのは、「ギフテッド傾向があり孤立・孤独感を抱える中高生へのエンパワメント事業」です。具体的には、学校での違和感や孤立感を感じる高校生を「インターン」として任命し、同じ背景を持つ中高生のためのイベントを企画運営します。
事業の特徴
このプログラムでは、高校生インターンは大学生メンターと共に設計したイベントを通じて、自らの成長を促しつつ、同じような悩みを抱える仲間に対してサポートを行います。この相互支援を通じて、孤立や孤独の予防につなげる狙いがあります。
過去の実績と今後の展望
ROJEは2022年度から「ギフテッドプロジェクトsprinG」をスタートし、学校に馴染みにくい子どもたちとその保護者への支援を行ってきました。これまでに700家庭以上が参加し、4月には常設型支援拠点もオープンしました。この拠点では、ギフテッド傾向のある中高生が安心して過ごせる環境を提供し、新たな仲間との出会いを促進しています。今後は、高校生を巻き込んだ新しい挑戦を進めていく予定です。
連携と展望
また、今回の事業は株式会社NTTデータ経営研究所との連携も行い、支援モデルの汎用化と知見の蓄積を目指しています。全国的な孤独感や孤立感の軽減に向けたこの取り組みに、ぜひご注目ください。また、関連するリンクもぜひご覧ください。
特定非営利活動法人日本教育再興連盟(ROJE)について
「教育で未来をつくる」をビジョンに、大学生を中心とした様々な教育課題に対する取り組みを行っています。現在は、学校ボランティアの派遣や災害教育等、幅広い活動を展開しています。2005年に設立され、東京を拠点にして活動しており、今後も地域における教育支援の充実を図ります。
【お問い合わせ】
ROJEでは、メディア取材や視察・交流の希望も受け付けています。ご興味のある方はぜひご連絡ください。お問い合わせは、
[email protected]まで。*
この取り組みを通じて、ギフテッド傾向の若者たちが孤立を解消し、より良い未来に向けた第一歩を踏み出せることを期待しています。