ABEJAの新AIモデル
2024-10-11 01:25:53

トレードオフを解消した生成AIの社会実装に向けて、ABEJAが新たなモデル開発に挑む

ABEJAと生成AI



株式会社ABEJA(東京都港区)は、経済産業省とNEDOが推進する「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」プロジェクトの一環として、生成AI基盤モデルの開発に挑むことを発表しました。この取り組みは、日本の生成AI開発力を強化し、AI技術を社会に広く実装することを目的としています。

プロジェクトの背景



ABEJAは2012年からデジタル基盤システム「ABEJA Platform」の開発を進め、2018年以降は300社以上に提供してきました。生成AIに関しては、2018年からリサーチを開始し、2023年3月には自社のプラットフォームに「ABEJA LLM Series」を搭載し、企業へのサポートを出発させました。この中で、LLM(大規模言語モデル)の精度向上とコスト削減が大きな課題であると認識しています。

具体的な取り組み



今年度、ABEJAは「特化型モデル開発のためのモデルの小型化」を提案し、NEDOの助成を受けることとなりました。第一期(2024年2月~2024年8月)の期間中に得られた知見を基に、LLMの社会実装を進めていく予定です。

ABEJAでは、生成AIの社会実装に向けて、高精度かつ効率的な生成AIモデルの開発が必要だと考えています。大規模な計算リソースの必要性とコストのトレードオフが問題であることを確認し、特定の用途に特化した小型モデルの構築を進める方針です。この方法により、企業が求める性能とコストの両立を実現し、生成AIの実用性を高める狙いがあります。

成果と今後の方向性



第一期での取り組みにより、構築されたLLMはOpenAIの「GPT-3.5」の精度を超える結果を得ました。ABEJAは今後、第一期での成果を活かし、第二期においてもより高精度な小型モデルの開発に注力します。具体的には、50B以下および10B以下の2つのモデルを開発し、それぞれの用途に応じたタスクに対して高性能を発揮できることを目指します。

社会への還元



事業終了後、開発したLLMやソースコードは公開され、生成AIの利活用を進めていく計画です。ABEJAは技術革新の加速を通じて、次世代を担う研究者や技術者の育成にも貢献し、企業理念である「ゆたかな世界を、実装する」ことを実践し続けます。

このように、ABEJAはAI技術の研究開発の推進に尽力し、生成AIの社会での実装に期待を寄せています。今後の展開が楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社ABEJA
住所
東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番2階
電話番号

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