関西・歴史文化フォーラム
2023-12-17 20:02:50

「関西・歴史文化首都フォーラム IN KYOTO」開催レポートと京都の未来を創る共創の場

「関西・歴史文化首都フォーラム IN KYOTO」の全貌



2023年11月27日、京都で開催された「関西・歴史文化首都フォーラム IN KYOTO」は、大阪・関西万博を見据えた重要なイベントとして、多くの参加者が集まりました。このフォーラムでは、関西の歴史や文化を基に、未来の姿を考えるための議論が行われました。

オープニングセッション



イベントは、関西・歴史文化首都フォーラムのイントロダクション映像とともにスタートしました。続いて、主催者である関西・歴史文化首都フォーラム推進委員会の宮本倫明事務局長が挨拶し、文部科学省文化庁の代表である日向信和審議官も出席し、フォーラムの意義を強調しました。

基調セッションでは、京都芸術大学の渡辺広之客員教授がコーディネーターを務め、万博に向けた京都府の取り組みや、高科淳理事からの万博進捗報告が行われました。続いて、福井昌平座長が「関西・歴史文化首都フォーラム」の趣旨を説明し、京都の歴史文化を引き継ぐための課題について活発なディスカッションが展開されました。

特に注目されたのは、福井副座長の発表で、「ぎ」の王国のポテンシャルを活用すべきとの提言です。これにより、京都の持つ「技」、「伎」、「妓」を文化創造の力として活かしていく重要性が再認識されました。

分科セッション



第2部では、未来の創出をテーマにした分科セッションが実施されました。ここでは「まちづくり」「ものづくり」「ひとづくり」の3つのテーマで、対話が繰り広げられました。

まちづくりの未来像



最初のテーマ「まちづくり」については、柊家6代目女将の西村明美さんと京都市京セラ美術館の前田尚武企画推進ディレクターの対談が行われ、伝統と観光都市としての京都の在り方について掘り下げられました。

ものづくりの進化



次に「ものづくり」セッションでは、住井啓子さん(小丸屋住井十代目女将)と日本美術史研究者の太田梨紗子さんが、伝承と創造のバランスを探る対話を展開しました。ここでは、伝統技術を守りつつ新しい形で発展させることの重要性が強調され、参加者たちも自身の意見を交えました。

ひとづくりの価値



最後のテーマ「ひとづくり」では、同志社大学の植木朝子学長と衣紋道山科流の家元後嗣、山科言親さんが伝統の承継と新しい未来の創出に向けた探求を共有しました。若い世代の担い手がどのように京都の未来を形作っていくのかが話し合われました。

交流会とメッセージ



交流会においては、京都市市長や経済産業省近畿経済産業局の関係者からの挨拶がありました。その後、同志社大学と京都芸術大学の学生による、未来に向けた熱いメッセージが披露され、若者の力を感じさせる場となりました。

まとめ



今回のフォーラムは、関係者の協力のもと晴天の中で無事に開催されました。万博に向けた京都の1,200年にわたる歴史文化のレガシーを考える際、具体的なアクションが必要であることが再確認されました。関心のある方はぜひ、京都の未来づくりに参加し、共にアクションを起こしていきましょう。

絆を深め、共に未来を築くために、フォーラムNAが大切な役割を果たすことを期待しています。

会社情報

会社名
「関西・歴史文化首都フォーラム」京都制作委員会
住所
京都市中京区坂本町
電話番号

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