日住サービスが全店舗で「プロポクラウド」を導入
株式会社日住サービスが、2024年12月より、全16店舗に営業支援システム「プロポクラウド」を導入することを発表しました。このシステムは、株式会社Housmartが提供するもので、近年の不動産市場における顧客ニーズの変化に対応するための重要なツールとして期待されています。
不動産市場の変化
近畿圏では、中古マンションの価格が上昇を続けていますが、同時に売主や買主の検討期間が長期化している傾向があります。このため、日住サービスは顧客との関係をより密にし、ニーズを的確に把握する必要に迫られていました。今後、導入される「プロポクラウド」により、顧客に対する長期的なフォローアップが可能になります。
「プロポクラウド」の導入効果
「プロポクラウド」は、不動産売買仲介に特化した営業支援システムです。このシステムは、営業担当者に代わって、買主の希望に沿った物件情報や売主に合ったコンテンツを自動で配信します。これによって、提案業務における負担が大幅に削減され、より顧客ニーズに基づいた対応が可能になります。
さらに、このシステムはメールの開封率や物件の閲覧状況、提案物件への興味度などのデータをリアルタイムで把握することができます。これにより、日住サービスは、購買意欲の高い顧客に対し、適切なタイミングでアプローチすることができるようになります。
利便性の向上
SaaS型の「プロポクラウド」は、PCやスマートフォンを通じて昼夜を問わず利用できるのが特徴です。顧客管理や物件検索、優先顧客のリスト化などを行う機能が備わっており、これ1つで不動産売買営業のデジタル化を実現します。この機能が充実することで、営業担当者は顧客とのコミュニケーションを効率良く行えるようになります。
日住サービスとハウスマートの紹介
日住サービス
株式会社日住サービスは、兵庫県神戸市に本社を構え、1976年から不動産流通業務を展開してきました。社長の中村友彦氏のもとで、流通業務だけでなく、買取業務や不動産管理業務、さらには各種保証など広範なサービスを提供しています。
ハウスマート
一方、Housmartは、東京都港区に本社を置き、2014年に設立されました。不動産営業支援SaaSを主力事業としており、営業担当者の体験を変革することを目指しています。「プロポクラウド」などの先進的なシステムを通じて、業界全体の効率化とクオリティアップに寄与しています。
まとめ
「プロポクラウド」の導入により、日住サービスは顧客への対応に一層の幅を持たせ、効率的な営業活動を実現することが期待されています。今後の不動産市場に対する柔軟な対応が、ますます求められる中、両社の取り組みが注目されます。