岡山大学が文部科学省の高度医療人材養成事業に採択！未来の医療を支える新たな教育プログラム

岡山大学が採択された高度医療人材養成事業

国立大学法人岡山大学（所在地：岡山市北区、学長：那須保友）は、文部科学省から令和6年度大学改革推進等補助金「高度医療人材養成事業（大学病院における医療人材養成環境の更なる高度化）」に採択されました。このことは2025年3月28日に文部科学省のホームページで発表されました。

高度医療人材養成事業とは

今回の事業は、各大学病院が直面するさまざまな状況を考慮し、医療人材養成機能の充実を図ることを目的としています。具体的には、教育・研究用の最先端医療設備の整備を支援し、日本の「未来の医療」を担う高度医療人材を育成することを目指します。

外科医不足に立ち向かう

岡山大学病院は、これまでの診療の強みや特色を活かし、地域の外科医不足という社会的課題の解決に向けた取り組みを進めています。岡山大学医学部では、「医療の中核を担う指導的立場の医療人育成」を教育理念とし、広範な医学知識と高度専門技能を持つ次世代の外科医を養成するための新たなプログラムを開発・導入予定です。このプログラムでは、地域や社会のニーズに応じた医療技術、特にロボット手術に関する知識を重点的に学びます。

那須学長のコメント

那須保友学長は、「本学はヘルスケア分野を重点研究テーマに掲げ、戦略的に取り組んでいます。今回の採択は、医療分野において幅広く活動してきた岡山大学の取り組みをさらに加速させ、次世代の実践的な人材を育成することに繋がる」と語っています。

前田理事の見解

前田嘉信理事（医療担当）・病院長も、「岡山大学病院は150年以上の歴史を持ち、地域医療の中核として多くの重要な役割を果たしてきました。この新たな事業は、高度な外科医療人材の養成に向けた新しい一歩です」とコメントしました。彼はさらに、「『患者さんのために、保健・医療の発展のために』という姿勢を持ちながら、社会の変化に柔軟に対応できる医療人材を育成していきます」との抱負を述べました。