多言語によるメッセージ発信の場
ヒッポファミリークラブは、一般財団法人言語交流研究所が運営する多言語教育を実践する団体であり、その活動の一環として、多言語を用いたプレゼンテーション大会『LEX Multilingual Presentation for Youth Tokyo』を2026年3月20日(金・祝)に大田区民ホール・アプリコで開催します。この大会は、ヒッポファミリークラブの「ことばの体験」を活かし、若者たちが育んできた多言語の能力を生かして社会へメッセージを発信する場になっています。
この大会の歴史は2015年にさかのぼります。以来、若者たちは自分の経験や気づきを多言語で表現する機会を得てきました。これまでにおよそ300人の参加者がプレゼンテーションを行い、毎回異なる視点やアイディアを披露してきました。特に注目されるのは、今年の本選に向けたオンライン公開予選です。
オンライン予選の実施
2026年1月10日に行われるこの予選は、参加費無料で、様々な国から59名の若者が登壇します。彼らは日本だけでなく、ベルギー、中国、デンマーク、イタリア、韓国、マレーシア、メキシコ、モンゴル、ノルウェー、タイなど、多様な国籍を持つ若者たちです。予選ではそれぞれが自分の多言語体験に基づいた約3分間のユニークなプレゼンテーションを行い、オンラインで視聴する約900名の観衆に感動を与えます。
参加形式は、ウェブ配信を通して、多言語でのメッセージを世界中に届けることが目的です。予選後、選考を経て約35名が本選に進出します。
プレゼンテーションの要件
プレゼンテーションには、いくつかの重要な要素があります。参加者は多言語(3言語以上)を使用し、各自の母語に偏ることなくメッセージを伝える必要があります。また、誰にでも理解できる形でプレゼンテーションが工夫されていることも求められます。審査は、「多言語」「メッセージ性」「プレゼンテーションの質」を基準に実施され、言語交流研究所の理事や過去の出場者などの専門家によるチームが評価を行います。
表彰制度
大会では、優れた成果を収めた参加者にはヒッポトランスナショナルプログラムの参加費に充当できる副賞が授与されます。このプログラムは、高校交換留学や海外インターンシップ、多言語キャンプなどの機会を提供し、国際交流を促進することを目的としています。
過去の大会とは?
まず、12回目を迎える今回の大会では、さらなる多様性で構成される参加者の発表に期待がかかります。過去の大会も大好評で、参加者たちは異文化を理解し合う貴重な機会を得ていました。
大会に関する詳細情報や視聴リンクは、公式サイトで確認できます。オンラインで誰でも無料視聴が可能なこの大会は、国際的な関心を集める一大イベントとなるでしょう。若者たちの情熱とメッセージを、是非ご覧ください。
LEX Multilingual Presentation for Youth Tokyo 公式案内サイト
大会の様子をまとめたムービー