三菱UFJリサーチ&コンサルティング、タイでスタートアップ支援イベント共催し連携ネットワーク構築へ

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社（MURC）は、2024年6月19日に開催されたスタートアップ支援イベント「Japan-ASEAN Start-up Business Matching Fair 2024」において、連携ネットワーク構築に向けた覚書を締結しました。

この覚書は、MURCの連結子会社であるMU Research and Consulting (Thailand) Co., Ltd.（MURCT）、イベント主催者であるアユタヤ銀行（クルンシィ）、同行子会社であるクルンシィフィノベート（KFIN）、共催者の株式会社三菱総合研究所（MRI）、そして協賛者のチュラロンコン大学サシン日本センター（SJC）とサシン・マネジメント・コンサルティング（SMC）との間で締結されました。

MURCは、アジアにおけるコンサルティングサービス提供を強化しており、インドネシア、タイ、ベトナムに拠点を持ち、ASEAN・南アジアの顧客へのサービス提供を行っています。今回の覚書締結により、MURCはMRI、SJC、SMC、クルンシィ、KFINと連携し、日本とASEAN地域におけるイノベーションエコシステムの促進や協働活動に取り組んでいく予定です。

連携の背景には、ASEAN地域におけるスタートアップビジネスの活性化と、日本企業との連携強化という共通の目標があります。MURCは、この連携を通じて、スタートアップビジネスに関連するコンサルティングサービスを強化し、ASEAN地域におけるイノベーションを促進していくことを目指しています。

各組織はそれぞれの強みを活かし、連携を強化することで、以下のような効果が期待されます。

MURC: ASEAN地域におけるスタートアップビジネスに関する知見やネットワークを強化し、コンサルティングサービスの質向上につなげます。
MRI: 日本企業のASEAN進出を支援し、イノベーションエコシステムの構築に貢献します。
SJC: ASEAN地域におけるビジネスリーダーやローカル企業とのネットワークを活用し、スタートアップビジネスの成長を支援します。
SMC: ASEAN地域におけるコンサルティングサービスの提供を通じて、スタートアップビジネスの成功に貢献します。
クルンシィ: タイ国内での金融サービス提供を通じて、スタートアップビジネスの資金調達を支援します。
KFIN: スタートアップ企業への投資を通じて、ASEAN地域のイノベーションを促進します。

今回の覚書締結は、日本とASEAN地域のスタートアップビジネス発展にとって重要な一歩となります。今後、各組織は連携を深め、イノベーションエコシステムの構築と発展に貢献していく予定です。
今回の覚書締結は、日本とASEAN地域のスタートアップビジネス発展に向けた大きな一歩と言えるでしょう。特に、日本の企業がASEANに進出する際に、MURCが持つ知見やネットワークが大きな力になることが期待されます。

また、この連携によって、ASEAN地域におけるイノベーションエコシステムが活性化し、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性も期待できます。

しかし、課題もいくつか存在します。例えば、文化や言語の違いによるコミュニケーションの難しさ、法制度や規制の違いによるビジネス展開の複雑さなどです。これらの課題を克服するためには、各組織が協力し、相互理解を深めることが重要となります。

今後の展開としては、各組織が連携して、具体的なプロジェクトを立ち上げることが重要です。例えば、日本企業とASEANのスタートアップ企業のマッチングイベントや、共同での投資ファンド設立などが考えられます。

今回の連携が、日本とASEAN地域の経済発展に大きく貢献することを期待しています。