新たな複合旋盤『ACUFLEX 400S』の受注開始
株式会社FUJIが新たに発表した複合旋盤『ACUFLEX 400S』は、今秋より受注がスタートしました。この新製品は、自動車部品加工に特化した旋盤の開発におけるFUJIの長年のノウハウを集約した結果、完成に至りました。
ACUFLEX 400Sの特徴
ACUFLEX 400Sは、特にフレキシブル性と高剛性を兼ね備えており、ユーザビリティにも配慮されています。これにより、幅広い加工ニーズに柔軟に対応できるよう設計されています。具体的な特徴は以下の通りです。
1. フレキシブル性
お客様のニーズに合わせて、すでに手元にある他社製の回転工具をそのまま使用できるため、切り替えがスムーズです。また、最大加工径はφ460mmと、コンパクトな外観ながらも高い加工能力を誇ります。さらに、右主軸でのバック加工時に特別なロングネックタレットを利用することで、内径深穴加工も可能です。
2. 高剛性
両主軸には、高負荷加工にも耐えられるように設計されたビルトインモータ仕様が採用されています。また、X、Y軸にはすべりスライド、Z軸にはローラーガイドを使用しており、高速加工にも対応できます。
3. ユーザビリティ
正面扉の開口部は885mmと広々としており、アシスト機能を搭載しているため、力の弱い方でも容易に扱える設計です。扉は左右どちらにも開ける構造で、作業時の効率を最大化しています。
開発の背景
近年、自動車部品加工業界では、量産型生産から中種中量生産への移行を模索する企業が多く、そのためフレキシブルで高剛性な製品が求められています。また、ロボット部品や半導体製造装置の部品加工など、多様なニーズに応じるために開発が進められました。
展示会で実機を体験
2024年11月5日から10日まで東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF2024に出展し、実機を展示予定です。ブース番号はE6021で、またタレットの表裏加工デモも見ることができます。今後も、国内外の主要展示会にて順次展開予定です。
会社概要
最後に、株式会社FUJIは1959年に設立され、愛知県知立市に本社があります。電子部品実装ロボットや工作機械の開発、製造、販売を行っており、現在も業界の最前線で活躍しています。詳細な情報は
FUJIの公式サイトからご確認ください。