コンガテックとCODESYSの戦略的提携
2026年6月30日、ドイツにて独自の戦略的パートナーシップが締結された。コンガテック(congatec)とCODESYS Group(コーディス)の両社は、仮想化リアルタイム制御を実現するための協力関係を発表した。この提携により、両社はミックスド・クリティカルなワークロードへの対応ができる高度な仮想化リアルタイム制御プラットフォームを提供することを目指している。
コンガテックは、組込みおよびエッジコンピューティング技術のリーディングプロバイダーであり、その高性能なハードウェアとソフトウェアビルディングブロックは、産業分野をはじめ、医療やロボティクス、通信など多岐にわたる用途で利用されている。一方、CODESYSは、世界的に広がるメーカー非依存のIEC 61131-3開発プラットフォームであり、500社以上の機器メーカーが使用している。
新しいプラットフォームの提供
この新たな提携により、コンガテックの実績あるaReady.VT仮想化技術とCODESYS Controlランタイムシステムを連携し、産業用コントローラを重要な自動化タスクを実行する本格的なPLC(プログラマブルロジックコントローラー)に変換する。具体的には、コンガテックのハイパーバイザー「conga-zones」を活用し、組込みコンピュータプラットフォームを複数のゾーンに分割する。これにより、専用のゾーンで一般的なオペレーティングシステムとCODESYS PLCベースのリアルタイム制御が同時に動作し、決定論的なリアルタイム動作を保証する。
このようにして生まれる多機能プラットフォームは、インダストリアルオートメーションに新たな柔軟性と効率性をもたらすことが期待されている。
業界への影響
両社の統合により、厳格なリアルタイム性能とアイソレーションが保証されたコスト効率の良いソリューションがもたらされる。コンガテックのCOO兼CTOであるコンラート・ガーハマーは、「CODESYSとのパートナーシップによって、私たちのハイパーバイザー技術がCODESYS PLCと連携し、新しいレベルの柔軟性と効率性を自動化およびロボティクスに提供します」と述べている。
また、CODESYS GroupのCTOヒルマー・パンツァー氏は、「制御技術の仮想化は、組込み制御プラットフォームのコストやスケーラビリティを最適化する重要なトレンドです。この提携は、機械やプラントのメーカーに直接的なbenefitsをもたらすでしょう」と補足した。
この協力関係は、両社にとってだけでなく、顧客にとっても「Win-Win-Win」の状況を生み出すだろう。
コンガテックとCODESYSの背景
コンガテックは、コンピュータモジュール(COM)に基づいた高性能ハードウェアおよびソフトウェアソリューションの最前線を走る企業であり、産業オートメーション、医療、ロボティクスなど様々な分野で利用されている。その製品とサービスは、クラウドまで対応する幅広いエコシステムを持っています。
一方、CODESYSは、インダストリアルオートメーション分野において世界中で幅広く利用されているプラットフォームで、特にPLCプログラミングやビジュアライゼーション、モーションコントロールにおいて強力な機能を提供している。
このように、両社が持つ技術力と市場での位置づけが、今後の産業の進化に大きく寄与することが期待される。