モデルナが新型コロナワクチンの承認を米FDAから取得、秋頃から薬局で利用可能に

モデルナが新型コロナワクチンの承認を取得



2024年8月22日、マサチューセッツ州ケンブリッジのモデルナ社は、米国食品医薬品局(FDA)から新型コロナウイルスワクチン「Spikevax® 2024-2025 formula」の生物製剤承認の一部変更申請が承認されたと発表しました。この新ワクチンは12歳以上の個人向けに承認され、また6カ月から11歳の子供向けには緊急使用許可(EUA)も取得しました。

新たなSpikevaxは、特にSARS-CoV-2のKP.2株をターゲットにしており、生後6カ月以上の年齢におけるCOVID-19の予防に寄与するとされています。FDAの決定により、モデルナのワクチンは米国内の薬局や医療機関で数日以内に利用可能になると見込まれています。

モデルナのCEOであるステファン・バンセル氏は、COVID-19が依然として重大な健康リスクであり、特に呼吸器系疾患による入院の主な原因であることを指摘しました。彼は2023-24シーズンに米国でCOVID-19による入院が60万人を超えた事例を挙げ、ワクチン接種は重症化を防ぐための重要な手段であると強調しました。特に、今秋にはインフルエンザワクチンとの同時接種を医療提供者に相談することを勧めています。

FDAの承認は、製造および前臨床データ、さらにモデルナワクチンの過去の臨床試験データに基づいたもので、有効性と安全性を示しています。新型ワクチンは、2024-2025年のシーズンにおける最新の指針に沿った形で開発されたとされています。

モデルナのワクチンは、一般的に良好な耐容性を示しており、局所的な副反応としては注射部位の痛みが挙げられます。また、全身的な副反応には頭痛や疲労、筋肉痛、寒気などが報告されています。他国ではSARS-CoV-2のJN.1株をターゲットとしたワクチンが推奨されていますが、モデルナはKP.2およびJN.1をターゲットとした全く新しいワクチンの製造も進めています。

これらのワクチンに対する規制申請は他国の規制当局においても審査中で、数週間内に追加の決定が下される見込みです。

モデルナの革新と未来



モデルナは、mRNA技術のリーダーとして知られており、病気の治療および予防におけるアプローチを根本的に変える革新的な開発を進めています。新型コロナワクチンの成功は、その代表的な事例として挙げられます。同社のmRNAプラットフォームは、感染症や自己免疫疾患、さらには免疫腫瘍学の治療薬やワクチンの開発を牽引しています。

モデルナは、全世界の社員が一丸となり、人々の健康に貢献すべく努力しています。今後の展開においても、モデルナのmRNA技術は様々な疾病に対して新たな解決策を提供することが期待されています。

詳細はモデルナの公式サイト(modernatx.com)やSNS(X、Facebook、Instagram、YouTube、LinkedInなど)で発信されています。

会社情報

会社名
.css-zir7v7{font-size:15px;font-weight:600;line-height:1.5;color:rgba(0, 0, 0, 0.7);}Moderna, Inc.
住所
200 Technology Square CambridgeMassachusetts
電話番号
617-714-6500

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