日立ハイテクが韓国ハンバット大学に電子顕微鏡センターを設立
日立ハイテクは、韓国のハンバット大学と連携し、新たな電子顕微鏡教育研究センターを開設しました。この共同プロジェクトは、韓国の科学技術向上を目的としており、地域の共同研究機関やさまざまなユーザーが利用できる施設として設計されています。
教育と研究の新拠点
新センターは、韓国の先端科学技術都市である大田に位置するハンバット大学内に設けられ、名称は「Korea Electron Microscope Education and Research Center for International Collaboration」です。このセンターでは、主に電池や半導体に関する研究開発を行い、利用者にとって有益な教育的資源を提供します。
そして、日立ハイテクは、同センターに走査電子顕微鏡(SEM)や透過電子顕微鏡(TEM)を含む6台の最新の装置を設置しました。これにより、より詳細な観察や解析が可能になり、科学研究に革新をもたらすことでしょう。
共同研究の促進
日立ハイテクは、韓国の販売代理店であるRigong International Inc.(RII)と協力し、センターの運営に必要なサポート体制を整えています。これには、装置の維持管理やアプリケーションに関するサポートが含まれ、エンジニアの派遣も行い、産学連携による共同研究の拡充も進めています。
知識と技術の交流
このセンターの開設を通じて、日立ハイテクは産学連携を一層強化し、人材や技術の交流を推進することを目指しています。高度な教育研究活動を実施し、ハンバット大学との協働により、韓国国内外の産業や科学技術の進展に寄与することを期待しています。
未来への貢献
日立ハイテクは、韓国における初の電子顕微鏡共用施設として、本センターの運営をスタートします。さらに、「解析・分析」の領域においてコア技術を磨き続け、広範囲な研究や品質管理業務の支援を行うことで、人々の生活の質(QoL)向上や環境に関する社会課題の解決にも貢献していく所存です。
日立ハイテクは、医療機器や半導体製造装置など、多岐にわたる製品群を展開しており、今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けます。詳細については、同社の公式ウェブサイトをご覧ください。
このような取り組みが、韓国の科学技術界に新たな活力を与えることと期待されます。