脱炭素エキデン365プロジェクトの詳細
2023年12月19日、株式会社スタジオスポビー(以下、スタジオスポビー)と大阪府は新たな事業連携協定を締結。この協定は、2024年4月14日から始まる「脱炭素エキデン365」プロジェクトの基本となります。このプロジェクトは、2025年開催予定の大阪・関西万博に合わせて、民間企業と連携しCO₂排出抑制を目指すものです。
エコライフアプリ「SPOBY」とは
本プロジェクトの中心となるのが、エコライフアプリ「SPOBY」です。このアプリを利用することで、個人やチームの脱炭素活動を可視化し、その効果を測定することができます。従業員が日常生活の中で実施する環境アクション(例えば、自転車通勤やマイボトル使用など)によって得られた脱炭素スコアは、様々な特典と交換可能です。「サスティナMOVE」と呼ばれる公共交通機関の利用を促進するプロジェクトも合わせて実施され、日々の移動による環境負荷軽減が期待されています。
参加企業とその取り組み
2024年9月現在、130社がこのプロジェクトに参加しており、企業ごとに特色ある取り組みが展開されています。
りそなホールディングスの取り組み
りそなHDでは、エコライフアプリ「SPOBY」を用いた社内ランキングイベントを実施しています。約350チーム、4000名以上の従業員が参加し、脱炭素型の行動を競い合うことで、全社的な環境意識の向上に努めています。3回のイベントを通じて、参加賞やランキング賞などを設け、社員のやる気を引き出しています。
大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro)の挑戦
Osaka Metro Groupもまた、エコライフアプリ「SPOBY」を使用した社内イベントを行っています。個人参加型の第1回から、部署を基盤としたチーム対抗へと進化した第2回イベントでは、従業員が楽しみながら競い合い、自然と脱炭素行動に繋がる形を模索しています。
大和ハウス工業のエコ活動
大和ハウス工業でも、関西エリアの本社を含む事業所において「脱炭素エキデン365」に参加しており、エコライフアプリ「SPOBY」を活用したイベントを複数回実施予定です。個人および部署別のランキングを発表し、さらには環境教育の一環として「こどもエコ・ワークショップ」に参加することで、社員の脱炭素意識を高めていきます。
プロジェクトの目標
「脱炭素エキデン365」は、2025年に開催される大阪・関西万博に向け、官民協力のもとで進行中です。参加企業の合計10万人以上の従業員が活動に関与し、1000トンを超えるCO₂の排出削減を目指しています。このプロジェクトは、未来を担う子どもたちに良好な環境を引き継ぐために設計されています。
おわりに
「脱炭素エキデン365」は、企業が一丸となって脱炭素社会の実現に向けて歩む重要なステップです。具体的な行動変容を促すことで、環境意識の底上げが期待され、社会全体の持続可能性に寄与するでしょう。プロジェクトの進行状況や参加企業の取り組みは、BEATエコ公式サイト(
https://deco-ekiden.jp/)で随時更新されていきます。