楽々、1.2億円調達
2024-06-27 17:29:13

脱炭素型きのこ栽培で社会課題を解決!バイオテックスタートアップ「楽々」が1.2億円調達

脱炭素型きのこ栽培で社会課題を解決!バイオテックスタートアップ「楽々」が1.2億円調達



新潟県を拠点とするバイオテックスタートアップの株式会社楽々が、リード投資家のジェネシア・ベンチャーズと、ANOBAKAを引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドで1.2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

楽々は、原料由来の土壌微生物による発酵を活用する脱炭素型のきのこ菌床製造技術「マッシュファメンタシステム」を開発し、特許を取得しています。この技術は、従来のきのこ栽培における高額な設備投資と専門家需要という課題を解決し、環境負荷の低減にも貢献します。

今回の資金調達により、楽々は「マッシュファメンタシステム」のさらなる開発と普及、海外展開を含む事業拡大を進めていく予定です。また、同社は、きのこ栽培を通じた社会課題解決にも積極的に取り組んでおり、地域活性化、雇用創出、食料自給率向上など、多岐にわたる分野での貢献を目指しています。

脱炭素型きのこ栽培技術「マッシュファメンタシステム」



「マッシュファメンタシステム」は、自然界できのこが発生する土壌環境を模倣した技術です。従来のように高温高圧で原料を滅菌する必要がなく、温暖化ガス排出量を70%削減することが可能です。さらに、原料当たりのきのこ収穫量は従来技術と同等レベルを維持し、廃棄菌床は有機認証を取得した農業に使用できるなど、環境負荷の低減と資源循環にも貢献しています。

出資者からの期待



ジェネシア・ベンチャーズのInvestment Manager 水谷航己氏は、楽々のきのこの美味しさ、環境負荷の低減、画期的な技術力に魅力を感じ、投資を決めたとコメントしています。ANOBAKAのキャピタリスト 葛西飛鳥氏も、楽々の技術力と社会への貢献を高く評価し、今後の事業展開に期待を寄せました。

今後の展望



楽々は、今回の資金調達を機に、脱炭素型きのこ栽培技術「マッシュファメンタシステム」の普及と、きのこ栽培を通じた社会課題解決に向けた取り組みを加速させていきます。同社の挑戦は、食の未来、そして持続可能な社会の実現に向けて、重要な一歩となるでしょう。

楽々の取り組みは、以下のような社会課題の解決に貢献します。



カーボンニュートラルによる温暖化対策
物流2024年問題に対応する地産地消の推進
農業者支援と土壌改良による各地食料自給率向上
農福連携(農業+福祉)による雇用問題の解決

楽々は、以下の企業・団体との業務提携を募集しています。



茸生産の収益改善
有機農業圃場の拡大
福祉事業+茸栽培
遊休不動産活用
地方創生
自家発電電力の活用

楽々は、現在BizDevを募集しています。



農業やバイオテックの経験は不問です。業種・業界・技術等を横断した業務開発に興味があり、「明日をもっと輝く未来にしたい」という思いに共感する方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。

楽々の挑戦は、私たちの食生活と地球環境の未来を明るく照らしてくれるかもしれません。



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