中古車市場は高騰続くも秋口には下落か?最新統計レポートから読み解く市場の動向
2024年5月も中古車相場は高騰を維持したことが、中古車情報サイト『車選びドットコム』が発表した最新統計レポートから明らかになりました。しかし、同レポートでは、6月以降は新車登録台数の増加に伴い、秋口にかけて中古車相場は下落していくとの見方が示されています。
レポートによると、2024年5月の新車登録台数は前月比で増加、中古車登録台数は前月比で減少しました。しかし、前年比では新車登録台数は回復傾向にあり、中古車登録台数は増加傾向にあります。
特に注目すべきは、2022年に発生した中古車相場高騰に似た状況が現在も続いていることです。近年では、希少価値の高い車両だけでなく、一般車においても競り上がりが発生するケースが増加しており、中古車不足が深刻化していることが伺えます。
では、なぜ秋口に中古車相場は下落すると予想されているのでしょうか?
レポートでは、6月以降は新車の登録が大幅に進む見込みであると分析されています。新車供給量の増加は、必然的に中古車の供給量も増加させるため、相場が下落していくと考えられます。
しかし、注意すべき点として、相場高騰の要因となった「大手メーカーの生産停止」や「国外の情勢悪化」など、予期せぬ外的要因によって、相場が再び高騰する可能性も残されています。
中古車市場は常に変動するものです。今後の動向を注視し、最新の情報を入手することが重要です。
国産車の中古車販売トレンド
『車選びドットコム』の市場動向調査によると、2024年5月における国産車の中古車販売傾向は、以下のとおりです。
ボディタイプ別販売ランキング
1位は軽自動車で、全体のシェアは約1/3を占めています。2位はミニバン/ワンボックス、3位はコンパクト/ハッチバックと続いています。
車種別販売ランキング
1位はトヨタのプリウス、2位は日産のセレナ、3位はスズキのエブリイがランクインしました。4位にはホンダのN-BOX、5位にはN-BOXカスタムがランクインしており、ホンダ車の勢いが目立ちます。
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