土砂災害専門家チームが滋賀県米原市伊吹の土砂災害対応を支援
国土交通省、土砂災害専門家チームを滋賀県米原市伊吹に派遣
令和6年7月1日に発生した梅雨前線に伴う大雨の影響で、滋賀県米原市伊吹では土砂災害が発生しました。この災害を受け、国土交通省は土砂災害専門家チームを現地に派遣し、災害対応に関する技術的助言を行うことを発表しました。
派遣される専門家チームは、「TEC-FORCE高度技術指導班」と呼ばれ、国土技術政策総合研究所や土木研究所の研究者で構成されています。チームは、現地調査を実施し、災害状況や原因を分析することで、今後の対応策を検討するための技術的な支援を行います。
今回の派遣は、滋賀県からの要請に基づいて行われました。専門家チームは、7月9日(火)に現地入りし、調査活動を開始する予定です。
専門家チームの構成
専門家チームには、以下のような研究者が参加します。
国土技術政策総合研究所 土砂災害研究部 砂防研究室
鈴木 啓介 室長
田中 健貴 主任研究官
国立研究開発法人 土木研究所 土砂管理研究グループ 火山・土石流チーム
伊藤 誠記 上席研究員
金澤 牧子 交流研究員
現地調査と情報提供
専門家チームは、現地調査を通じて得られた情報を基に、災害対応に関する技術的な助言を提供します。また、必要に応じて、関係機関との連携を強化し、情報共有を進めることで、効果的な災害対策を支援していきます。
今後の展開
今回の専門家派遣は、土砂災害に対する迅速な対応と効果的な対策を推進するための重要な取り組みです。国土交通省は、今後も関係機関と連携し、土砂災害対策の強化に努めていくとしています。