ピアソン・ジャパンとEnglishCentralが提携し英語力を向上
2023年、ピアソン・ジャパン株式会社と株式会社EnglishCentralが業務提携を発表し、日本の高等教育機関における英語学習の支援を強化することを目指しています。両社は、学生が実用的な英語力を身につけるための新たな環境を提供します。
業務提携の背景
イギリス本社の教育サービス企業、ピアソンPLCの日本法人であるピアソン・ジャパンは、日本国内で広く利用される英語学習サービスであるEnglishCentralとの提携を通じて、英語学習と評価を一貫して支援します。多くの大学や教育機関での導入実績を持つEnglishCentralのプラットフォームに、ピアソンの英語力測定ツール「Versant by Pearson」が統合されることで、学生の英語学習がより効果的に行えるようになります。
この提携により、英語の4技能—聞く、読む、話す、書く—の総合的な学習と評価が可能になり、教育機関は生成AI技術を活用した個別指導や、関心に基づくコンテンツ提供が実現します。また、音声認識技術に基づいた実践的な学習環境が整うことにより、学生たちはリアルなコミュニケーション能力を養うことが期待されています。
グローバル人材育成の重要性
日本の大学では、グローバル人材育成が急務となっています。文部科学省が推進する「トビタテ!留学JAPAN」プログラムを通じて多くの学生が海外留学に挑戦していますが、英語力の不足が留学中の成功に影響を及ぼしています。EF Education Firstによると、日本の英語力は国際的な基準において低く、特に会話能力が不足していると指摘されています。この提携は、こうした課題に対して積極的に取り組む一助とされており、英語教育の新たな方向性を示唆しています。
提供される学習環境
提携により提供される学習環境では、EnglishCentralの多様な動画教材を利用しながら、英語力を実践的に向上させることができます。AIを駆使した個別学習が可能となり、毎日の日課としての学習、テスト受験、結果の確認までをスムーズに行えるプラットフォームが整備されています。これにより、教育機関は効率的に学生の学習成果を評価し、必要に応じた指導を行うことができるようになります。
代表者のコメント
ピアソン・ジャパン株式会社の代表取締役社長、寺西裕氏は「この提携を通じて、高等教育機関の英語学習に対して更なる貢献ができることを嬉しく思います」と述べています。また、EnglishCentral JAPANの松村弘典社長は「4技能の能力を測ることができるこの新たなアプローチに期待しています」とコメントし、これからの展望を語りました。
日本の教育現場における英語力向上は、グローバル化が進む現代において非常に重要です。両社共同の試みは、今後の教育改革においても大きな影響を与えるでしょう。今後、さらなる進展が期待されます。
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